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カテゴリ:日々雑感
夕方、少しばかり重い雰囲気の会議の終了間際に携帯に着信があった。
留守電の録音状況が悪く所々しか聞き取れない。 「○○の××です。・・・・の件で・・・至急・・・」 電話をかけてきている××と名乗る女性に覚えがないが、○○は付き合いのある大手企業である。 さて、会議が程なく終了したところで携帯電話に残る着信履歴番号に電話をかけた。 電話に出たのは明らかに、留守電を吹き込んでいる女性××その人、声でわかる。 「△田と申しますが、5分ほど前に留守電にお電話いただいたようですが・・・・」 と私。 相手:「ありがとうございます。 ■田さんですよね??(明らかに待っていた様子)」 私 :「■田? △田ですが・・・」 相手:「エッ! 少々お待ちください・・・・・・(3秒ほどして・・・) こちらからはおかけしていないようですが・・・」(おいおい、あんただと思うんだけど!? ) 私 :「携帯の着信経歴で折り返してるんですけどね・・・(かけてないってことありえないじゃないの!)」 相手:「・・・・・ 担当者が出てしまったようで、申し訳ありませんが・・・」 少し前までの自分なら 「貴女××さんでしょ? 留守番電話に自分で吹き込んでるじゃない!!」 「なんでそんなややこしい言い訳するの? ごめんなさい、間違えました、でいいじゃない??」 くらいのことは言っただろうな・・・。 咄嗟の時、思わず出てしまう「素の姿」、人間性とでもいうのだろうか・・。 自分を守ろうとする本能は瞬間に働く。 しかし、その方法にも美しさがほしいと思う。 卑怯ではありたくない。 そんな咄嗟の反応・動作に 「すごいな・・素敵だな・・」と心惹かれることもあれば、今日のように、 「ここまでの人かな・・・あれ、どうして・・・」 などとの印象まで与えてしまうもの。 もちろん、自分の言動に同じような反省をすることもある。 知識や能力は練習や努力で身につけられる。 また、あらかじめ予測できる事態には準備して構えられる。 しかし、このようにふとした瞬間に現れる「素の自分」を鍛えるにはどうしたらいいのか・・・ 「飾らない勇気」 「ありのままの自分を受け入れる」 ・ ・ ・ 日常のこころの在り方が現れるものだろう。 吉川英治の「宮本武蔵」でも読み直そうか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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