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カテゴリ:日々雑感
映画『アラビアのロレンス』の一場面。
アラビア人部隊が灼熱地獄の砂漠をようやくにして渡り終えます。 その時、1人の兵士が落馬により砂漠に取り残されてしまったことをロレンスは知ります。 彼は疲れ果てた体に鞭打って砂漠に引き返し始めます。 そのロレンスを引き止めようとして仲間が語ります。 It is written. このことは既に書いてある。 戻れば必ず死ぬ。コーランに書いてある。 これは運命だ。 ・・・・と。 (*この部分、訂正しました) ロレンスはそれを振り切って砂漠を引き返します。 そして、極限状況を彷徨いながらもその兵士を探し出し、死と隣り合わせの状況で部隊にたどり着きます。 そして、崩れ落ちる直前に静かに語ります。 Nothing is written. 本来、未来を書いたものは何もない。 歴史を書けるのは今を生きる自分と仲間だけ。 書くのは自分なのだ!とどれほど強くこころに秘めているか・・・。 何も書かれていない、何も決まってはいない。 この事実は大きな希望ではありますが、流れゆく時間に身を任せる人には耐えられない不安でもあります。 「未来は何も書かれていない。 書くのは今を生きる自分。」 そんな心構えをこころの奥に仕舞っておかなくては・・・。 本年、最後の1月を歩むに当たって思いの中に浮かんだことを書いてみました。 SUPERBIT(TM) アラビアのロレンスオリジナル復元版<2枚組>(DVD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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