ＭＵＳＩＣ　ＳＵＲＦ　ＭＡＧＡＺＩＮＥ

９４年発売のジャズ・ジャマイカの2ndアルバム。
ブルーノートの名曲を、英国の腕利きのミュージシャンがスカで演奏するというプロジェクトです。
スカは、ジャズ、Ｒ＆Ｂ、カリプソ、メント等様々な音楽が吸収されてが誕生した背景がありますが、ジャズの名曲をスカで演奏しようという試みです。
メンバーは、
Gary Crosby (double bass)
Clifton "Bigga" Morrison (keyb, melodika)
Rico Rodriguez (tb)
Michael "Bammie" Rose (as, fl)
Brian Edwards (sax)
Kenrick Rowe (ds)
Eddie "Tan Tan" Thornton (tr)
Tony Uter (perc)
Alan Weekes (g)
で、それぞれ英国のｼﾞｬﾏｲｶﾝ、ｼﾞｬｽﾞ界を支える強者達。
バンマスは、ｼﾞｬｽﾞｳｫｰﾘｱｰｽﾞのGary Crosby 、フロントのホーン隊は、ｱｽﾜﾄﾞのMichael "Bammie" Rose 、Eddie "Tan Tan" Thornton等、そして、何と言ってもRico Rodriguez が参加しているのが凄いじゃないですか！！
（Rico RodriguezとTony Uterは、リトルテンポの最新アルバムで競演しています。～現在７０歳らしい！！）

曲目は、
1.Three Blind Mice (Fuller)
2.Cantaloupe Island (Hancock)
3.You'd Be So Nice To Come Home To (Porter)
4.Recado Bossa Nova (Ferreira)
5.Witch Hunt （Shorter)
6.Little Melonae (McLean)
7.Watermelon Man (Hancock)
8.Moanin' (Timmons)
9.Take Five (Desmond)
10.A Night In Tunisia (Gillespie/Robin)
11.The Sidewinder (Morgan)
12.Song For My Father (Silver)
13.Christo Redentor (Pearson)

格好いい渋い演奏です。スカタライツをアダルトっぽくした様な感じと言えばいいでしょうか。
洒落たカフェで流れても違和感のないし、名曲揃いですから、飽きないです。
この人達のLIVEに以前、行きましたが、何と言ってもリコの存在感が圧倒的です。
重厚なトロンボーンは必聴です。
Tony Uterはステージ地面に座ってパーカッションを叩いてましたが、ホームレスの様な風情でした。

残念ながら廃盤になってしまったようです・・