納豆、テキーラ、Ｒ＆Ｂ

マッドリブがヒップホップ・ブログによるサンプルソース紹介を批判、記事削除を求める。

[2008年03月21日]

　アメリカのヒップホップ・ブログでここ最近人気を集めている、有名曲のサンプリングソースを紹介する記事に、マッドリブ(Madlib)が反対の声を上げた。

　これはThis is Hip Hopというブログに掲載された記事が発端で、マッドヴィレイン(Madvillain)による傑作"Madvillainy"のサンプリングネタを紹介した内容についてマッドリブが直接削除を求めてきたというもの。マッドヴィレインはともに異才ぶりで知られるマッドリブとMFドゥーム(MF Doom)によるユニットで、その本人であるマッドリブは「インターネット上のこのようなページは、ドゥーム、マッドリブやその周辺で働く人々にとって何の助けにもならない」と主張、掲載中止を求めたという。
サイト運営者のKevin Nottinghamは即座にこれに応じ、謝罪の言葉を述べている。その一方で、読者に対し「自分はここでヒップホップを傷つけたり、誰かの作品を貶めたりするつもりはまったくない。だから謝罪するし、その上でたずねたい。自分たちがサンプリングネタをまとめて公開することはアーティストを傷つけることになるのか?　それともトラックの背後にあるインスピレーションに光を当てることでヒップホップを楽しむ手助けになっていないのか?」と問題提起を行っている。

ヒップホップミュージックでは、既存の音源を「ネタ」にして加工、新しいサウンドを作り上げることが重要な要素。昨年頃から世界各国の音楽マニアたちの間で、ヒップホップの名曲の元となったサンプリングソースを紹介する記事が流行。一部で人気を呼んでいる。

<notrax newsより抜粋>

　怒ってますね～！マッドリブさん！でもなぜそんなに怒ってるのでしょう？自分の手の内を明かされる不快感があるんでしょーか？マジシャンがみんなの前でムリにタネ明かしされるみたいな感じ？苦労して探し出したサンプリングネタをあっさりバラされるのがムカツク？サンプリングネタ市場がシロートに荒らされるのがうっとーしい？（ネタが注目される事により、入手困難だったレコードがＣＤ化されるってことも今までたくさんあったんだけどな～）

　こっそりネタに使ってたのがバレるから？まさかね！

　すべてのHIPHOPプロデューサーは不快に思ってるんですかね？マッドリブのよーにネタを細かくしちゃうよーなタイプならそうかもしれないけど、誰もがわかる大ネタ使いを好むよーなプロデューサーは別に平気なんですかね～。

　オイラも今までサンプリングネタのこと書いたことありますけど、許して！

職人気質の頑固者！

☆今宵の“チャンピオンサウンド”☆

　
JAYLIB “Mcnasty Filth”

↑アンダーグラウンドヒップホップ界の両横綱、西のマッドリブと東(デトロイト)のジェイ・ディーがラップとプロデュースをそれぞれ半分ずつ受け持って合作した、２００３年のコラボアルバム『Champion Sound』からのシングル。まさに“HIPHOPの千秋楽”ッ！！凡百なHIPHOPと違い、これでもか～ッてくらい異彩を放ちまくってますなッ！