カテゴリ:音楽ネタ
先日、「暑い日にさらに熱い温泉に入る」、という自虐的湯めぐり紀行の帰り、ついでに立ち寄ったショッピングセンターを覗いてみたら、片隅でヒッソリ中古CD・レコード市が催されていました。 そこで行方不明になってしまいモハヤ手元になくなってしまっていたA Tribe Called Questの4th『Beats, Rhymes And Life』 (’96)を再購入。およそ10年ぶりくらいに聞いたけど、やっぱりイイですな、上り坂を駆け上っていた当時のJay Deeサウンド。当時の思い出もイロイロと甦ってきました。 それと、ことあるごとに“ヘンだ”(良いイミで)と形容される、Dudley Perkinsの、2002年にStones Throw Recordsからリリースされたアルバム『A Lil' Light』を発掘!1000円で救出、こりゃ良い出物ですぞ!全編Madlibによるプロデュース。
Dudley Perkins 『A Lil' Light』 ('02)
マッドリブによる、とにかく特異で奇想天外摩訶不思議ビート、ネタ感溢れるザラついた音にダドリー・パーキンスの歌ともラップともとれないヘンチクリンなヴォーカルがひとつのナベでゴッタ煮にされ起こる狂気の化学反応、プンプン放たれる異臭騒ぎ! アングラでヒットし、各地のDJに支持されたという、“Flowers”、“Money”を収録。中でもオイラは壮大な“一大ヘンテコ音楽絵巻”といった趣の“Muzak”がお気に入り。どれも異彩を放ちまくってます!
ダドリー・パーキンスはマッドリブ周辺作品(Madvillain、Quasimotoなど)に妙な歌声を多数提供していて、J.Rawlsとの合作『It's the Dank & Jimmy Show』('05)、再びマッドリブ全面プロデュースによる『Expressions』('06)を発表。 最近は公私ともにパートナーだと言われる、Gerogia Anne Muldrowと「G&D」のユニット名でアルバム『Message Uni Versa』('07)をリリース。かなり多作な人なんですね。 Gerogia Anne MuldrowはErykah Baduの『New Amerykah』(’08)でもフィーチャーされてました。
☆確信犯的ヨレヨレ&グダグダ☆ ↑『A Lil' Light』('02)より。計算された(おそらく)マッドリブによるズレズレエキセントリックビートにのっかるダドリーさんのどこか哀愁漂う歌謡。ちょっと知的でマトモなODBといったトコロでしょーか? ↑『Expressions』('06)より。
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