カテゴリ:音楽ネタ
Geroge Benson 『EROTIC MOODS』 (’78)
ジョージ・ベンソンといえば、超流麗ギター&“タラララデュララ~♪”って軽快なヴォーカル(スキャット?)を全面に押し出して、80年代のフュージョンや、ブラコンの分野で大活躍したってイメージが強いですよね。 その頃、自身の“Turn Your Love Around”(East End +YURIの“ダヨネ~、ダヨネ~♪”のサンプリングネタ)をバックに、日本のTVコマーシャルにも出てたって話を聞いたことがあります。 まだスカパーが放映開始したての頃の話なんですが、今まで普通のハリウッド新作映画とかが流れてた有料チャンネルでは、夜23時頃になると、この人の“Give Me The Night”が流れ始めて、「ここからは大人の時間だよ」と年齢視聴制限アリのアダルトな時間帯への突入を知らせていました。 このよーに(?)、“都会的、洗練されたアダルトな雰囲気”が、近年のジョージ・ベンソンやその音楽には漂っていて、モチロンそれには“大人の上品な色気”ってのも含まれているんですが、ところがどっこい、上の写真の『EROTIC MOODS』は、それとは違った、タイトル通りにエロで下世話でお下品なオスの臭気がプンプン詰まっているんですな~。 ジョージ・ベンソンが属していた、「Harlem Underground Band」の2枚目のLPになるらしいんですが、オイラが持ってるLPには“X Rated”(18禁)の文字が・・・!
タイトル曲、“Erotic Moods”、“Fed Up”は「デロデロデロ~♪」っと舐めまわすよーなジョージ氏のブルージーだけどやーらCギターが炸裂、“Loose Joints”は何かボ・ディドリーっぽいノリ。 そして多くのHIPHOP曲にサンプリングされた“Smokin Cheeba-Cheeba”、これがもー、聞いてて参ってしまう痛快お手上げソング!この時代のレア・グルーヴに多い、「何でこの時代にこんな曲思いついたの?」ってタイプのヘンテコサウンド(褒め言葉)! ラスト“Sweet Taste Of Love”は曲中ずっと女の人のアノ時のセクシー・ヴォイスが延々と絡みます・・・。ブラック・ミュージックではこのテの演出は多々ありますけど。
“Smokin Cheeba-Cheeba”は爆音で聞くのにピッタリなサイケデリックイカレサウンドなんですけど、そのままラスト曲になだれ込めばアノ声が流れてくるので、慌てて音量を下げています。
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