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『戦略の貴公子』
この前、本屋に行ったらコレが売ってて、以前“プリンス評伝の決定版、出る!”の宣伝を見たのを思い出して、「コレだ!発売延期になったからすっかり忘れてた!」ってソッコーで買いました。2500円。何かプリンスのCD買えたな・・・。 この本の原題『Theif In The Temple』は、プリンスの90年のアルバム『Graffiti Bridge』収録のシングル、“Thieves In The Temple”からとったモノで、邦題の『戦略の貴公子』は4枚目のアルバム『Controvercy(戦慄の貴公子)』をチョイと変えて付けたモノなのでしょう。 デビュー当時から、自分自身を俯瞰し、自ら、そして周囲の人を“コマ”のように操り、ポップスター、孤高の芸術家、唯一無二の存在となるべく着実に戦略を張り巡らせていたというのが本書の主題。 プリンスの歌の歌詞の解釈やインタビュー、元スタッフの証言などからプリンスの実像を追ってるワケだけど、昔のヒネくれまくってた頃のプリンスのインタビューは超テキトーだったようだし、取り巻き連中の話もどこまでホントなのかにわかに信じがたいですが、意外なほど、歌の中、歌詞の中でプリンス本人が真実を語っていることが多いようです。 この本を読んで、今まで知らなかったことも書いてあったけど、相変わらずプリンスはナゾにまみれたお方のママです・・・。やっぱ歌とその歌詞から各人がそれぞれプリンスの後姿を追う他ないのでしょう。アーティストは歌の中で物語を作ることはあっても、ウソを語るよーなことはしないハズです。
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