納豆、テキーラ、Ｒ＆Ｂ

Isaac Hayes

(1942～2008)

　何か、年をとってもムキムキで暑苦しくって、イロんなイミで“まだまだ現役ッ！”感が漂いまくってて、“にんにく卵黄”が非常によく似合いそーな、アイザック・ヘイズさんが８月１０日に亡くなったそうです。まだまだ元気だと思ってたんだけど・・・。スゴい肉体しとるし・・・。まだ６５歳だったんですね。

　スキンヘッドのどアップジャケが印象的な『Hot Buttered Soul』(’６９)なんて、タイトルどおりのアブラまみれのオス臭プンプンってな感じで、それにBar-Kaysのリズムにのせて例のディープな地底から響いてくるよーな声で歌ってるもんだから、聞いてるほうはムセるとゆーか、胸焼けしちゃうとゆーか、そんな超コッテリ濃厚な仕上がりで、初めて聞いた時は参ってしまったモンでした。
　４５分くらいのアルバムなのに４曲しか入ってないし。一曲がどれも長尺で、「きっとプライベートも相当にネチっこいんだろーなー」とかって勝手に思ったもんです。これが１００万枚も売れたって話だから、スゴイですよね・・・。
　今でもこれ聞こうとする時、「よっしゃ、いっちょ聞くか！」って軽く気合入れてから聞いてました。やっぱりモノスゴくイイんですよね～。独自の美学がギュウギュウに詰め込まれていて。

　『Shaft』のサントラもイイし、Staxのソングライター時代に、オーティス・レディングに提供した“Trick & Treat”って曲がとにかくやたらホットでカッコよくて大好きでして、１０年くらい前、よくダチ公にテープ編集頼まれた時、必ずその歌をトップにブチ込んでました。
　主演の映画『トラック・ターナー』もいつか機会があったら見てみたいモンです。

　今宵は『Hot Buttered Soul』をいっちょ気合いれて聞いてやります！

 Rest In Peace...

　チョイ前は、お下劣アニメ『サウスパーク』の食堂のオッサンの声優やってましたね・・・。日本語吹き替え版では、その役の声は大友康平が担当してました。