カテゴリ:音楽ネタ
Cody Chesnutt 『The Headphone Masterpiece』 (’02)
前回ネタにした映画『Block Party』で、このコーディ・チェスナットさんがユルユルながらサラっと上手く歌ってたので、今回はコレをご紹介。 詳しい生年月日などはわからんのですが、アトランタ出身。ジャマイカ系移民である父親は、ローカル・バンド数組のマネージャーをしており、その影響もあり、13歳にしてショウに出演。幼少時から慣れ親しんだギターを演奏していたそうです。 ’92年、音楽の道に集中するため、長距離運転手(確かにソレっぽいツラしてますな!)の仕事を辞め、LAに渡り、’97年にバンド「The Crosswalk」を結成。’99年にHollywood Recordsというレーベルでアルバムを完成させますが、結局リリースされる事はなく、バンドもほどなくして解散・・・。 その後、自宅のベッドルーム兼レコーディングスタジオ(本人は、“The Sonic Promiseland”って呼んでるらしい。フザケてる!)で黙々と悶々と録りためた音源を、2枚組みにして’02年にリリースしたのがこの『The Headphone Masterpiece』。
本人自らによって“名盤”と名づけられたこのアルバム・・・、なんかもうスゴイことに・・・!。 思いついた曲を即座に詰め込み、録音環境も“ロウ”なので、ザラっとして荒削り、しかし、だからこそ、聞いた感じの距離がヒジョーに近いんです。歌詞も下世話でムキ出しの“ヤロウのエロ心”全開なモンだから、ムセます!おそらく、その“Sonic Promiseland”に多くのおヒトを連れ込んでは、夜な夜なそれを基に歌を作ったんでしょーな・・・。ヒジョーに私的で密室的、押しが強いッ! 二枚目は比較的長い曲が多くて、よく構成されてるほうだけど、一枚目の方は、短くてイカれた実験的な曲がポンポン好きなよーに詰め込まれてます。散漫な印象もあるけど、それがとてつもなく自由な感じがします。 “The Seed(2.0)”というタイトルになったその曲のPVは、MTVでも度々放映され、注目されました。
最近では各国での演奏を収めたライブ・アルバムを出す予定があるらしいです。新たなレコーディングアルバムも聞きたいけど、何かノンビ~リしてそーなイメージがあるから、いつになるんでしょーか・・・。 ちなみにこの『Headphone Masterpiece』のCD、ライブ映像も収められてます。カッコいいです!
☆娘には“ロックンロール”と名づけよう・・・。☆
↑ザ・ルーツによるバージョンで。 この熱気ッ・・・、 たまらんッ!
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Last updated
Sep 4, 2008 01:00:36 AM
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