カテゴリ:音楽ネタ
『SYREETA』 (’72) Syreeta Wright
何かもー、聞いてて“ラブリー!”としか言えんよーな一曲目、“I Love Every Little Thing About You”から始まるこのアルバム。 『What's Going On』でモータウンから制作環境の自由と、大ヒットをもぎとったマーヴィン・ゲイに触発されたスティーヴィーは、成人になると会社が預かっていた多額の印税を自由に使えるようになり、「もーアンタらの言いなりにはならんよ!」とばかりに自身の会社を設立し、大量の楽器を買い込んで楽曲制作に励み、セルフ・プロデュース・アルバムの『Music Of My Mind』('72)を制作しました。ちなみに“I Love Every Little Thing About You”の別バージョンが入ってます。 そんなトンガり始めた頃のスティーヴィーが手がけたこのアルバム『SYREETA』は、後の『Songs In The Key Of Life』('76)で完全無敵になる、彼の凄まじい“才能のほとばしり”を十分に堪能できる作品になってるんです。 元々モータウンのレコード会社で秘書として働いていたシリータさん、スティーヴィーと楽曲を共作してますが(スピナーズの“It's a Shame”など)、歌は超ウマイと感じらる程ではなく、声もか細くてヨワヨワな感じがしますが、それでも何とも言えんキレイなハイトーン・ヴォイスと、炸裂するスティーヴィーの“オマエにメタ惚れ”スーパープレイが見事な反応を起こしています。 一時期の“コムロ&トモちゃん”を彷彿させるくらい、周りが見えんほどの“LOVE”にあふれてるこのアルバム。しかし彼らは1年半ほどで離婚・・・。 シリータさんはその後ビリー・プレストンとのデュエットアルバムや、自身のアルバムを数枚残しています。2004年に癌により永眠。
とにかく“I Love Every Littele Thing About You”は恋にムチューになってる方々におススメの一曲!思う存分聞くがいいさ!!どーせオラァ一人で聞くさ!!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽ネタ] カテゴリの最新記事
|
|