カテゴリ:音楽ネタ
SolAnge 『Sol-Angel and The Hadley st. Dreams』
このソランジュさん本人は、「私と話をする時、私の家族の事から先に話し始めてほしくない」と言ったそうなので、明言はしませんが、あの世界最強超スーパースター歌姫の妹です。 デビュー当時は、お姉ちゃんがいたデスティニーズ・チャイルド同様のアイドル路線で、映画デビューも果たしたそうですが、実は昔の音楽を愛する相当な“音楽マニア”で、自らも曲作りをしていたそうです(デスチャ関連にも楽曲を提供したそうな)。 そして17歳で結婚・出産そして離婚・・・。イロんな人生経験を経て肝っ玉が据わったのか、持ち前の“音楽マニア”性が前面に出てきて、活動の方向性はジョジョに奇妙にマジ路線に・・・。ここでいう“マジ路線”とは、反主流な、どことなく「戦う姿勢と決意」が出てるって感じ・・・、まァ売れないだろなぁって感じです。 ここでワシが目にしたソランジュさんの骨太な発言をご紹介すると、 「最近のR&Bは内容もスタイルも死んでる」 「HIPHOPのエレクトロブームも同様。」 「髪にかけるお金と時間を他のことに使いたいから」
・・・骨太っすね。まだ25歳なのに。
実はこのアルバム、ワゴンセールでたったの350円で購入したんですが(ヒ~、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ・・・)、購入動機はあの“変態オペラソウル歌手”・ビラルをフィーチャーしてた曲が入ってたからでした。
いざ聞いてみると、アイドルポップから激変、まさかのネオソウル寄りなサウンドにッ!! “60~70年代のアーティスト達が現代のポップミュージックを作ったら?”がテーマの本作、制作者のクレジットを見てみると、Soulshock & Karlin (90年代にヒット曲いっぱい出してたデンマーク出身の人たち)、ザ・ネプチューンズ、マーク・ロンソン、そして伝説のメロディーメイカー、ラモント・ドジャーまで!
お姉ちゃんとの仲は決して悪くなく、むしろ仲良しなんでしょうけど、このスタイルは「ワタシはワタシ!!お姉ちゃんを持ち出さんといてッ!」って姿勢の表れ以外の何物でもないですね。 期待してたビラルをフィーチャーした“Cosmic Journey”って曲も、かなりケッタイな(イイ意味で)タイトル通りの未来的宇宙ソングで、かなり尖った仕上がりでした。 「トレンドに流されない耳を持ってるリスナーには是非フォロアーになってほしい」そうですが、今イチ大ヒットには至らなかったみたいですね・・・。やっぱ現代ッコたちには、このテのスタイルと歌は説教っぽく感じてしまうのか・・・?
しかしこの美貌に加えて、歌もウマイし、作詞作曲、役者もこなすって、天は与えすぎだろ、この姉妹にはよぅ・・・。
SolAnge “I Decided”
↑ファレルによる、モータウン・サウンド的アプローチ。 “ブラック・パワー万歳”な感じですね。ステキな曲です。
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