納豆、テキーラ、Ｒ＆Ｂ

『岸部露伴　ルーブルへ行く』

　去年の今頃、ウルトラジャンプ誌上でスティール・ボール・ランと同時掲載していたので、話の内容はわかってたんですが、“オールカラー”の出来栄えを確認したくて当然購入！

　まず表紙がハードカバーで、“ボコボコ”立体的な印刷が施されていて(専門的には何ていうんだ？型押し？エンボス加工？)、超高級感漂ってます。マンガというよりは画集のような佇まい・・・。2800円の価格にも納得です。

　第4部の人気キャラ、“天才奇人”マンガ家、岸辺露伴が、高校生の頃に出会ったミステリアスな年上の女性との思い出と、その人に纏わる“この世で最も黒い絵”を捜し求め、フランスのルーブル美術館を訪ねるが、そこで思いもよらぬ不気味で奇妙な出来事に遭遇するといったストーリー。

　岸辺露伴を、モハヤ“達人の域”に達した第7部（スティール・ボール・ラン）の時期の“骨太”かつ“流麗”な絵柄で、しかもカラーで見れるのはウレシイ限り。

　正直な話、ワシの感想としては、この『岸部露伴　ルーブルへ行く』よりも、ジャンプＳＱ2008年1月号で読切掲載された『岸部露伴は動かない　～六壁坂～』の方が、お話自体はオモシロかったと思うので、そちらも早いトコロ一冊の本にして出して欲しいです。

『Steel Ball Run』 第24巻　（完結！）

　遂に完結ッ！！こちらはジョジョ単行本史上、最もシンプルな表紙ではないでしょうか？
　だけどそれがむしろ、何度も言うようですが、第7部の“骨太”かつ“流麗”なスタイルの集大成のような感じもします。

　ワシの中の『ジョジョは第１部がベスト』（結末がやはり最高！）は変わらなかったけど、この第７部の“ジャイロ・ツェペリ”は、ジョジョ史上一番好きなキャラクターになりました。

 “氷上でのジャイロＶＳウェカピポ”（ＳＢＲ１４巻収録）にはマジで男泣きッ！！

　そして第８部『ジョジョリオン』の新連載開始だったため、ウルトラジャンプ６月号がソッコーで売り切れるという事態が全国で起きたそうで・・・。
　“ジャンプ系列”ではそんなに知名度も人気もない月刊誌（ターゲットが完全に成人オタク向けのマンガがほとんど）なので、“ジョジョパワー、恐るべしッ！”といったトコロでしょうか！

　『ジョジョリオン』、ワシのまわりのジョジョっ子たちの間でも話題沸騰中デス！！早く続きが見たい！（今月１９日発売の７月号は、ジョジョのマウスパッドが付録だそうなんで、またスグに売り切れる、か・も？）