カテゴリ:音楽ネタ
『 What Were You Hoping For ? 』 (’11) Van Hunt
本気で待ち望んでいたヴァン・ハントの新作!アルバムとしては3枚目になりますが、前作『On The Jungle Floor』の間に、ブルーノートのせいでお蔵入りになってしまった“幻の大傑作”『Popular』、未発表曲集『Use In Case Of Emergency』があるので、数えれば5作目とも言えるのではないでしょうか。
ワシの考えるこの人の“音楽的家系図”は、プリンスとマドンナの長男がレニー・クラヴィッツ、次男がこのヴァン・ハントで、その次男の方が厄介な耽美で退廃的な“文学性”を持ってて、より妙でタチが悪い(イイ意味で)・・・、そう勝手に位置づけてます。
何といってもヴァンさんの音楽は、独特な“臭い”を放つ、何ともけしからん感じのする“淫靡なファンク”、そして時折顔を出す“奔放なロック魂”が魅力で、デビュー曲“Dust”を聴いた瞬間から、心ワシづかみにされました。
そして、今作『What Were You Hoping For』はヴァン・ハント本人が作ったレーベルからのリリース。
しかし、こんな特異で奇ッ怪で異様~な音楽を、“我が道進んで”作ってくれるアーティストはいません!最近車で移動する時は常にコレばっか聴いてます。ヤツの音楽が持つ魔力は依然として超強力です!
☆シビれる一曲☆
Van Hunt “ Designer Jeans ”
↑このアルバムの3曲目。ワシが一番ヴァン・ハントらしいと思った、“何じゃコレ!?”度が最も高かった曲。 ギターのメロディはハードなブルース調、しかしドラムは打ち込みのズンドコ節、歌はいつもの奇妙なファルセット、なのに歌詞の内容はどうやらメッセージソング。 じつに奇妙です!!イイぞッ!!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽ネタ] カテゴリの最新記事
|
|