カテゴリ:音楽ネタ
『 OF ALL THE THINGS 』 (’08) JAZZANOVA
確か2003年くらいだったと思うんですが、ワシが住んでいるイナカ街に、なぜかこのJAZZANOVA(ジャザノヴァ)がクラブイベントでDJプレイをしに、はるばるドイツからやって来てくれました。 「ナゼ、こんなトコロに!?」と思ったんですが、地元のオシャレ~な高級家具店が招いたとの事で納得。友人らはHIPHOPなヤツばかりだったので、結局一人で行くことに・・・。 地方は有名人が来るなんてことはほとんどないので、会場は本当に超満員状態、異様な熱気と盛り上がりに包まれてました。その同じ会場で別のイベントに行ったことはあったけど、そこまでの混雑は初だったらしいです。 その夜は、メンバーの中から2人が来て、大半はテクノ/エレクトロな曲、時折HIPHOPクラシックもプレイしてました。 後日、とある飲み屋で飲んでたら、偶然隣に座った人が主催者の家具店の社長で、その時の舞台裏の話をしてくれて、あの日最高潮に盛り上がってたお客さんらに歓迎され、「ロックスターになった気分だ!!」って大いに喜んでいたそうです。
前置きが長くなりましたが、この前またいつものように、近所の本屋のCD売り場でワゴンセールをジト~っと物色してたら、この人たちのCDを発見。その夜の事を思い出しつつ、「最近Dweleとリオン・ウェア本人をフィーチャーしてアノ曲リメイクしてたんだよな~」と裏面の収録曲を見たらばビンゴで入ってました、“ Rockin' you Eternally ”!小躍りしそうな気持ちを抑えつつ即購入、国内盤新品で500円ッ!!ヒ~、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ!
じっくり他の参加アーティストを確認したら、9thワンダーがいたリトルブラザーのフォンテ(ラップでなく歌を披露、しかも上手い)、ジャズシンガーのホセ・ジェームス、ブラジルのベテラングループ、Azymuth(アジムス)らもフィーチャー。本気(マジ)な人選!
JazzanovaはDJ/プロデューサー集団として90年代中頃に登場して以来、リミックスは相当な量をてがけてきたようですが、グループとしてのアルバムは’02年の『In Between』に続いてこの『Of All The Things』が2作目。 てっきり、アルバム全体の方向性はエレクトロな感じなのかな~って思って聞き始めたら、完全にソウル/リズム&ブルースでした。意外というよりビックリ!! 音楽マニアの集団である人たちが“グッドミュージック”を目指し作ったのならば、自分たちが聞いて育った音楽がにじみ出るのはむしろ当然の事なんですが、あまりにワシの“音楽的嗜好”にマッチした作品だったので、意外なところで大好きなモノに出会えたという、本当にラッキーな気分になれたのでした。
Jazzanova feat. Ben Westbeech “ I Can See ”
↑なんかサザン・ソウルな匂いの曲。オドロキ!
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