カテゴリ:犬&猫
アメリカ人写真家“エリオット・アーウィット”の「我われは犬である」という、犬と人の写真集があります。
その中で彼は『私は多くの愛犬家を知っているが、彼らは生涯どんなにたくさんの動物を飼おうとも、思い出すのは決まって最初の犬だ。最初の1匹ではないかもしれないが、いつも特別な存在として思い出される犬もいる、他のどんな犬にもかなわない1匹が・・』と書いています。 そして更に『最初の1匹を亡くした後、その利口な素晴らしい1匹目の面影を求めて愛犬家は2匹目の犬を飼う。しかし2匹目の犬は、最初の1匹とは似ても似つかないダメ犬でしかない。では、3匹目は?そして4匹目は? 愛犬家は最初の1匹を求めて、生涯、犬を飼い続けることになる』 犬を飼ったことのある人なら「そう、そう!」って、大きく頷いてしまいますよね。 子供時代を犬と一緒に過ごした(育った)人に、それがどんな犬だったか聞けば、大抵「とても頭が良くて優しかった」と言います。 そして死んじゃった時は、どんなに悲しくて辛くて大泣きしたか、なんて。 私の最初の1匹は、トマトという名前のヨーキーでした。 頭が良くて優しくて、勇敢で我慢強くて、みんなに好かれて。。 トマトは家族みんなの悩みや秘密をいっぱい聞いて知っていました(何しろ、それぞれの部屋を訪問しては遊んだり撫でられたりしながら、みんなの話を飽きることなく最後まで聞いてくれたのですから)。 トマトは、本当にみんなから愛された犬でした。 そして特別な1匹は、ニュートンという名前のヨーキーです。 弱虫で怒りんぼ、我慢が苦手で、イヤな事は絶対に許さないワガママ者。 でも、天性の!甘え上手 ニュートンは、トマトの後に飼ったヨーキーでしたが、あまりの違いに「こんな犬が飼いたかったワケじゃなく、トマトが欲しかったんだ」と気付き、可愛いと思えない日々が続きました。 でも一緒に暮らしていくうち、あんなに可愛く思えなかったコが、次第に可愛く大切に思えるようになっていったのです。 そして、1歳の誕生日を迎える頃には「こんなに可愛いコは絶対にいない!」と思うようになっていました。 トマトとは似ても似つかない、弱虫で怒りんぼで、我慢が苦手で、イヤな事は絶対に許さないワガママ者の、そんなニュートンをです。 不思議なものです。。 そしてニュートンは、それから16年間、私のそばで暮らし、私の特別な1匹となりました。 どちらの犬も、すでに「虹の橋」にいます。 どちらの最後の時も、思い出すと今でも涙が出ます。 「最初の1匹」「特別な1匹」 犬を飼ったことのある人なら、思い当たるコがきっといるはず。 今日はヒツジさんのリクエストにより、ヒツジさんの「特別な1匹」ハイジの写真。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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