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ハイジとヒツジ

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ブーケ・ガル二

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2006.08.11
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カテゴリ:犬&猫
ニャンニャンはイノシシ年生まれのおうし座。今年で11歳になりました。

ニャンニャンは、ハイジやニュートンが通う獣医さんに「保護」されていた子猫でした。
その時、獣医さんには3匹の子猫が保護されていましたが、ニャンニャンは3匹の中で一番小さくて少しひ弱な印象を受ける、やっと2ヶ月位のキジトラの女の子でした。

ほかに、白いソックスを4本足に穿いたような模様の黒猫と、まるで七・三分けのサラリーマンのようなヘアースタイルの(しかも、それが「ズラ」でズルッとズレてかぶっているように見える)三毛猫がいました。
黒猫は、性格が明るく活発で元気そうだったので、最初、里子第一希望でした。
でもすでに、生後3ヶ月は過ぎていたため(社会化の早い猫ちゃん達のこと)その月齢でウチの犬達と馴染めるかどうかが不安だったので諦めました。
三毛猫は、その「ズレたズラ」が、どうにも受け入れがたく「ゴメンナサイ!」
そして、一番小さくて大人しいキジトラの女の子を引き取ることにしたのです。

それにしても犬2匹と、うまく馴染めるものか不安は尽きませんでした。
なにしろハイジは、お散歩で猫を見つけると猛然とダッシュで追いかける犬でしたから、活発な猫だとハイジを刺激し、あげく襲われてしまうのではないか、また逆にひ弱過ぎても襲われて噛まれてしまうのではないか、、と。
だったら「何で飼うの?」とお思いになりますよね。

はい、、それにはこんなワケがあったのです。。。


ニャンニャンを迎える1年前、その頃住んでいたマンションには駐車場が無く、少し歩いた所に駐車場を借りていました。
ある日、駐車場に向かう道を歩いていると、道端に1匹の野良猫が佇んでいました。
そのあたりの野良猫は、人が通ると逃げるのに、そのコは珍しく逃げようとしません。
「こんにちは♪」と声を掛けると「助けて下さい!」と声がしました。いえ、声がしたような気がしました。
「呼んだよね?」と、近づいても逃げようとしない。そして、その目は明らかに「助けて下さい!」と訴えている。。
恐る恐る近づき触ってみたけれど、怒りもしないし逃げもしない。
(交通事故?でも血も流れていないし、不自然にカラダが曲がってもいない・・)
でも、このコは痛がっているし、苦しんでいる。。

我ながら決断は早かった! そのまま、そのコを腕に抱き、歩いて行ける近くの獣医さん(本来の主治医の獣医さんではなく)に直行しました。
もしかしたら、知らない人にこんなに身を任せるのは「飼い猫だから」かもしれないし、だとしたら近所のほうが情報があるかもしれない。ともかく一刻も早く治療しないと!と思ったからです。

近くの獣医さんとは、狂犬病のワクチンやフィラリアのお薬などでお付き合いがあったので、経緯を説明し判断を仰ぎました。
先生の初見では、この猫は野良猫で、交通事故による内臓破裂(おそらく)と腰の骨の骨折があるだろうとのことで、詳しくは検査をしてみなければ分からないということでした。
私は仕事に行かなければならなかったので(それで駐車場に向かっていたのですから)その場で「そのコ」の対応を決めなければなりませんでした。

私 :「率直なところ、生存出来る確率は?」
先生:「五分五分です」
私 :「生存の確率が、五分あるのですね?」
先生:「もっと良く調べてみなければ分かりませんが、、多分、、」
私 :「・・分かりました。出来ることは全てやって下さい」

我ながら「男前!」な決断をしたものですが、もし生存の確率が四分あるいは三分と言われていたら、間違いなく「安楽死」という選択をしていたと思います。
「五分」生存の確率があるのなら、出会った縁をつないでみよう、そのコの生命力を信じてみようと思いました。

その後の検査で、そのコはやはり内臓(肺と肝臓)破裂と腰の骨の骨折をしていて、とても重篤だったことが分かりました。
結局、そのコは治療のかいなく、翌日の夜明け前に死んでしまいました。  つづく


今日の写真は、ま~るくなって寝る“ニャンニャン”
よくこんな姿勢で寝られるな~。





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Last updated  2006.08.12 10:19:27
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