カテゴリ:アゲハ蝶
以前、記事に書いたように、秋になると「アゲハの幼虫」の成長がとても遅く、悪くなります。
今の時期、無事に成長しサナギになれる幼虫は10匹のうち2~3匹です(ウチの場合)。 日照時間が短くなり気温も低くなるこの時期、幼虫にとっては生死を懸けた1年で1番厳しい季節なのです。 「黒&白のパイソン柄幼虫君」から「ミドリ色の幼虫君」に変わる脱皮の前後の数日間、幼虫は葉っぱも食べず殆ど動くこともせず脱皮に専念します。 おそらく幼虫時代で一番体力が弱ってしまうのは、ミドリ君に変わるこの時でしょう。 特に今の時期はパイソン君時代を小さめで終え、とても小さな「チビミドリ君」にしかなれない幼虫が多いのです。 「チビミドリ君」は脱皮で相当に疲弊してしまうらしく、パイソン君時代は食べることが出来ていた硬い葉っぱ(秋の成長しきった硬い葉)を、食べようとはするものの食べることが出来ず、日に日に痩せ細り、やがては・・・。 ここ数日の肌寒さや強い雨は、そんな幼虫君達には過酷で可哀想なので、幼虫のいる鉢を室内に入れて保護しています。 夏前に購入して時間を掛けて「薬剤抜き」し、1ヶ月位前からやっと葉っぱが食べられるようになったレモンやミカンの木。 2週間位前に、この中の鉢から「サナギへの旅」に出た幼虫君が、こんな近場でサナギになっていました。上の写真:左の大きな受け皿の左下にサナギがくっついているのが小さく見えます。 アゲハの幼虫のために、やたらと増えた柑橘類の鉢や、天気によっては室内に鉢を移動する過保護ぶりを失笑する友人は多い。。 失笑ではなく「ダメだ、こりゃ」と思っている誰かもいたり。。 「それではアタシは外にいますニャ・・」「どういうつもりなのかニャア・・」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.28 00:22:10
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