ハイジとヒツジ

　
　テラスでは様々な事件が起こる。。

テラス・フリーパス猫ニャンニャンは、世話係に「ミャー」と可愛く鳴いて、その出入りの意思を知らせ、呼ばれた世話係は恭しくドアを開閉し、ニャンニャンの意思を全うさせる・・・
という構図が我が家にはある。




・・・当然、不満気に「あ゛～！」だの「ヴェー！！」だの、ケモノじみた声で鳴くテラス・ノーパス猫が、ほかに１匹、我が家にはいる。




　そして時々、事件は起こる。。　脱走だ！

悪夢の事故を経験している世話係としては、テラス・ノーパス猫のテラスへの出入りは絶対に許可することは出来ない！
慌てて捕獲作戦に出るものの、疾走する　バカ猫　テラス・ノーパス猫　を興奮させずに捕まえることは、１km先の針の穴に糸を通すように難しい（どんな例えだ・・）。

追えば追うほどマンションの外壁の上を疾走し！逃げるバカ猫。
その度、心臓が口から飛び出そうになる世話係。

　　　　しかし、隊長とて「バカ」ではない。　フッ。。

いつもフェンスの内側から「猫なで声」で呼び、近づいたところを捕まえようとし失敗していたけれど、ある日、いい加減腹が立ってきて！強制連行をしようとフェンスを乗り越え捕まえようとしたら、、

　なんと、

　　　「ゲーッ！！　ビリー隊長が来た～～！！！」　　

とばかりに、テラス・ノーパス猫が、フェンスの下を走り抜けて部屋の中に逃げ込んだのである！



　　　　　「なんじゃ、そりゃ？！」



それ以来、脱走兵を捕まえるのに「ヤリ」は要らない、ただフェンスを乗り越えれば済むだけだと悟った隊長は（いつの間にかビリー隊長になってる世話係・・）　焦らず威風堂々と！フェンスを乗り越え、まんまとその脱走兵を室内に追い込むのであった




　（フェンスの外側にいる脱走兵とニャンニャン
　　　　　この後、フェンスを乗り越えたのは言うまでもない・・・）


　　［　おまけ事件簿　］

実は↑上の写真、脱走兵がジーッと見ている先には、、



朝、羽化したばかりの　アゲハ蝶　が、まだ羽が乾ききらないままニャンコ族から逃れようとヨタヨタ歩いていたのです。

脱走兵を部屋に追い込んでから、アゲハさんは「安全に羽を乾かせる場所」に世話係が移動させておきましたので、ご安心を♪（＾＾）
このコは、今年の第三世代のアゲハ蝶です♪

昨日は１匹の「クロアゲハの幼虫」も、柑橘の木を離れ「サナギへの旅」に出ました。
この場所に昨日１日いたけれど、今朝見たら、どこか更に別の「安住の地」を求めて移動したようでした。






テラスでは、様々な　大変で　可笑しな　楽しい事件が　日々起こっている。