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テーマ:楽器について♪(3648)
カテゴリ:バリガムラン
ガムランをたたいていると、踊り手さんの意をくまなくてはいけない場面がたくさんでてくる。その場合、プナブも踊りのことを知っていないと相手のことがよく分からないし、プナリもガムランのことを知っていないと相手のことがよく分からない。お互いに、歩み寄ろうとしても、落としどころが決まっていないと、すれ違ってしまう。
バリでは、普通にプナブとプナリの間にある暗黙の了解の合図が、日本人にとっては、難解なパズルのようだ。 解けた時はものすごく嬉しいけど、実はその答えにはまだ裏があって・・・というケースも多い。 答えは、バリ人からは、そう簡単に教えてはもらえない。 それは、バリ人がケチなのではなくて、バリ人にとっては当たり前なことなので、あえて説明する必要があるとは思わないんだと思う。私達が上手に質問すれば、きっと答えてくれると思う。でも、質問の仕方が、そもそも難しい。 宝さがしをする時に、だいたい宝物が隠れていそうな場所を、見当をつけてから探すように、ガムランの秘密探しも、秘密が隠れていそうな場所にまず見当をつけることから始まる。 見当がつかないと、質問もできない。 踊りとガムランの関係だけでなく、ガムランの音楽そのものもなぞだらけ。 一定の規則があり、 ”ここがこうなら、ここはこうはならない。”とか、 ”ここがこうなら、ここはこうなるはず。”という 決まり事があったりする。 でも、それは、一曲を一対一で先生から習うだけでは、なかなか分からない。いろんな曲を、いろんな形で演奏して、たくさんのケースにあたってくだけないと、その決まり事は浮かび上がってこない。当たって砕けても、分からないこともある。(涙) ほんと、???がたくさんだ~。 でも、秘密探しの旅は、難しいからこそ楽しいのだ・・・(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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