ふと想う、家族のこと。
最近、家族のことをよく想う。それは私にとってすごく珍しいこと。勝負の世界に生きる私は、家族のことを振り返らずに前だけ見てきた。すごく冷たいことをしてきたと想う。私が小さい頃、父は病気がちで仕事をしていなかった。だから母は1人で稼いで、父と姉と私の生活を支えていた。父と母はよくケンかをしていて、姉もよくその戦いに参戦していた。私はいつもその時は、姉の後ろに隠れて姉に守ってもらっていた。だから、姉がとても強く見えた。その頃の私の家族の想い出は、1度だけ家族4人でした「UNO」楽しかったなぁと想う。父はいつも私を野球の練習に連れて行ってくれた。母は仕事から帰るといつも私の頬にキスをしてくれた。私はいつも姉の背中を追っかけていた。子供が大きくなれば自我が生まれ、親の言う通りばかり聞いてられない。だから父が亡くなることが、母・姉・私の女3人の戦いの幕を開けてしまった。私にとっては辛いことだったが、それでも家族が好きなんだと想う。家族に対して私が望むことは・・・・父にもう1度会えるなら、父に抱きしめてもらいたい。母には、仕事や生き方についてじっくり教わりたい。そして姉に対しては、これからも姉の背中を追いかけて行きたい。姉に負けないように、姉に認めてもらえるように、姉のひまわりのような明るさを羨ましく想って頑張りたい。私にとって母と姉は、一生追い越せない目標なのかもしれない。