50代エンジニアの逆襲

マイクロトレンド（マーク・Ｊ・ペン他）　ＮＨＫ出版



本書より

一国や世界の動向を決める大きなトレンドがいくつかあるという考えは崩壊しつつある。誰もが夢中になるような巨大な影響力を持つトレンドなど、もはや存在しない。その代わりに、世の中は選択という入り組んだ迷路によってばらばらに分けられ、「マイクロトレンド」がいくつも生まれている。

「マイクロトレンド」とは、小さな動きが新しい大きなトレンドになっていくのではない。全人口のわずか１パーセントしか含まれない、目立たない小さなグループが、私たちの社会を形つくるのに大きな影響を及ぼす力だ。

もしトレンドが全人口の１パーセントに達したら、映画ならばヒット作となり、書籍ならばベストセラーとなり、政治ならば新しい波が生まれたことになる。

個人の選択が政治、宗教、娯楽、さらには戦争に及ぼす影響はさらに大きくなっている。今日の大衆社会では、わずか１パーセントの熱心な人々が主流派とは違う選択をするだけで、世界を変えるほどの波を作り出すことが出来る。

本書は、存在があまり気づかれていないテーマを考察した結果が書かれている。

あまり知られていない小さな存在、１％といえども世界を変えるには十分な人口である。

さっと読めそうな内容だったが、かなり素通りすることができないテーマがいくつもあったので、毎日少しづつ紹介したいと思う。

では、また　(^_^)v