レオズ・ヴィンテージ?
今一緒にやってます、”ヤン”から自分のはレオズだよ~と教えていただきまして・・?何やら調べてみますと・・ 1)いつ、どこで売られたもの? Gibson Les Paul Leo's Reissue(通称、「レオズ・ビンテージ」)は、1981年頃、カリフォルニア州・オークランドのLeo's Music(レオズ・ミュージック)によって"Limited Edition Series"(リミテッド・エディション・シリーズ)として、ジミー・ウォレスなどのディーラーと同様に'59年レスポールのリイシュー(再生産)としてギブソン社に発注され、翌1982年に発売されました。当時の日本向けリイシュー、59ビンテージが1983年に発売されますが、それに先駆けて、日本に輸出されたと考えられます。2)最大の特徴はヘッド裏の"L1_XXXX"のシリアル番号 資料によれば、生産本数について約800本とあるが、レオズ・リイシューの識別方法は、ヘッドストック裏に黒いインクで打たれた"L1_0XXX"のシリアル番号です。"L1"については、すべてのレオズ・リイシューに共通であり、その後の4桁の数字が通算の製造番号となります。ナッシュビル製のレオズ・リイシューのシリアル文字は、カラマズー製のものに比べ、微妙に小さくつぶれた感じになっています。 ・・・ぴったり符合だぁい!3)カラマズー工場製はコントロールキャビティに8桁シリアル番号があるまた、カラマズー製のレオズ・リイシューは、コントロールキャビティの縁に、この当時レギュラーラインに使われていた有名な"YDDDYSSS"の8桁のシリアル番号が刻印されています。初期ロットのシリアル番号の位置は、ボディの縁に近い直線の位置に刻印されているが、基本的には、ギタートレーダーと同じ位置(ボディの縁に近い曲線の部分)にシリアル番号の刻印がありますが、個体によって刻印の位置は異なります。ナッシュビル製のレオズにはこの8桁シリアルがありませんが、コントロールキャビティ内の配線トンネルの縁に、鉛筆で"Leo"と"83"の文字があります。4)Les Paul Modelロゴがヘッドの上の方にあるヘッドストックのロゴについて、"Gibson"ロゴは、通常ヘッドストックぎりぎりの高い位置にあり、1970年代後半から1980年代中期まで使われた"G"が角ばったもので、"b"と"o"が閉じたタイプのものになります。"Les Paul Model"のロゴは、不自然なほどヘッドストックの上部にあり、これらのロゴの位置は、ヘッドストック裏のシリアル番号と並んでレオズ・リイシューの大きな特徴となっています。 5)サイドドットはべっ甲製の大きいものネックはマホガニーの1ピース、指板は良質のインディアンローズウッド。ネックフィールは、59年レスポールに近いが、一部58年レスポールのように太いものもある。シリアルが進むにつれ、60年レスポールのように薄いネックも存在しています。サイドドットマークについては、カラマズー製はべっ甲でできた大きめのもので、ナッシュビル製は小さい黒色です。6)この時代にあまりないトップの杢目の美しさトップのメイプルは、ブックマッチの2ピースで、バインディングは、一部トップのメイプルが見える薄いタイプ。ボディシェイプはこの時代のフラット気味なシャイプに比べて、59年レスポールに近いシェイプに加工され、個体差がありハンドメイドの削りだしです。シリアル番号の早いものには、ボディの端から端までいきわたった、立体的に輝くフレームトップが多く、シリアル番号が進むにつれ、次第にフィドルバックメイプルトップが多くなる気がします(私自身、未確認ですが)。一部にキルトトップもあるようで、ゴールドトップのものも存在するようです。ほとんどのレオズリイシューが素晴らしいトラ杢のトップであるが、一部プレーンに近いものも存在しています。 カラーについては、この時代の特徴である、鮮やかな赤色のチェリーサンバーストが多く、次にブラウンサンバースト、アンバーが見受けられる。バックは1ピースのマホガニーで、塗装はやや厚い。重さについては、4.2kg~4.4kgとやや重めであるが、初期のシリアル番号には4.0kg前後の軽いものも多いです。 7)ハードウェアは当時のスペックの流用が多い ハードウェアについては、ピックアップはすべて"ティム・ショウ・パフ (Tim Shaw PAF、いわゆるニューPAF)"で、ベースの底板に直接"PAT No.2,737,842"と刻印されています。1983年製くらいまでは、ピックアップ裏の刻印の上に、黒いインクのシリアル番号が別にあり、それ以降は刻印のみとなる。 8)ペグをシングルラインに戻すなど工夫がいっぱい チューナーペグは、基本的にクルーソンのシングルタイプで、ダブルリングのペグをシングルに削って装着したとされるものになっています。オリジナル59年レスポールに近づける工夫が涙ぐましいです(というか、当時のディーラーの努力がうかがえます)。ブリッジは、再生産された"ABR-1・チューンOマチックブリッジ"で、裏面に"Gibson PAT.No.2,740,313"の刻印。 9)レスポールの歴史的位置づけとその価値 紛れもなくレオズ・リイシューは、ジミー・ウォレス、ギタートレーダーと同様、1980年代のリイシュー史上、最初の頂点に君臨した名器のひとつである。特に、ギターとレーダーのDefforest氏、Jimmy Wallace氏のように、ギター市場が求めているものに(ギブソン社より先に)気づき、それを実現するために、いろいろな努力がなされたことがうかがえる、まさに59年バースト回帰の最初の起点となるレスポール・リイシューです。基本的に、コレクターアイテムとして所有されている可能性が高く、いわゆる"スリーパー(Sleeper)"として、しかるべき時期になるまでヴィンテージ市場に現れることは少ないと思われいます。と言う訳でして・・・・実は私も1本もってました~たしか、1983年ころ当時のギター専門誌などを出してたりしました”G・リックス”のIさんより譲り受けたのでした。 シリアルは・・L1 0028、通算の生産ナンバーとすると、28/800番目のもの?コントロールキャビティーには 80852010と8桁の刻印が写真と同じ位置にありました~これって、カラマーズ工場製品のようですね!(何処でも良いのですが・・)ボティーカラーは購入当時からこの感じ?レモンドロップのようなアンバーと言うものか?と当時、他のレスポールよりはずいぶん軽かったですねぇ~。またトップのシェイプも当時ではありえない立体的なものでしたね。(当時のスタンダードは全然違いました)また、メイプルタイガートップなのですが、角度によってまったくプレーンに見えますしフルトラにも見えます。どこから見てもと言うような印刷のようなくっきりした派手さは無いですね~。ネックは細めかなぁ?’54のヒストリックに比べれば(笑)ですが・・・。てっきり'60年タイプかと思ってましたが、どうやら'59年タイプなのでしょうね~としても後期を意識したのかなぁ??当然ですが?トップにはヘヤークラックが無数に・・なんか、ビンテージ加工したみたい(笑)・・・ここ数年(10数年?)は使用してませんでしたが、そろそろ又ライブに引っ張りだしてみましょうか?先日小樽のライブで使用してみましたが、音よりビジュアル的に良かったかな(爆笑)。。。ま・・そんなこんなでした。ちと専門的過ぎました?