My guitar file No5☆彡 レオズ・ビンテージ〆(._.)メモメモ
Memory・・・(While My Guitar Gently Weeps)と言うことで、半年に一度の定期点検時に現在どれだけあるのかの確認と、少しだけepisodeなどを羅列してみま~す!ヽ(´▽`)/其ノ六!になります(*゚▽゚*)Gibson Les Paul Leo's Reissue(通称、「レオズ・ビンテージ」)と言う事でして、実はこんな珍しいのも持ってました\(^o^)/たしか1983年ころ?ギター専門誌などを出してたりしました”G・リックス”のIさん(現・ギブソン・ギター・コーポレーション・ジャパン社長)より譲り受けたものです。アンバー色は当時珍しかったですね~1)いつ、どこで売られたもの? Gibson Les Paul Leo's Reissueは、1981年頃、カリフォルニア州・オークランドのLeo's Music(レオズ・ミュージック)によって"Limited Edition Series"(リミテッド・エディション・シリーズ)として、ジミー・ウォレスなどのディーラーと同様に'59年レスポールのリイシュー(再生産)としてギブソン社に発注され、翌1982年に発売されました。当時の日本向けリイシュー、59ビンテージが1983年に発売されますが、それに先駆けて、日本に輸出されたと考えられます。 2)最大の特徴はヘッド裏の"L1_XXXX"のシリアル番号資料によれば、生産本数について約800本とありますが、レオズ・リイシューの識別方法は、ヘッドストック裏に黒いインクで打たれた"L1_0XXX"のシリアル番号です。"L1"については、すべてのレオズ・リイシューに共通であり、その後の4桁の数字が通算の製造番号となります。ナッシュビル製のレオズ・リイシューのシリアル文字は、カラマズー製のものに比べ、微妙に小さくつぶれた感じになっています。つまりコイツは通算の生産ナンバーとすると、28/800番目のものと言う事に!初期ロットですね(*゚▽゚*)3)カラマズー工場製はコントロールキャビティに8桁シリアル番号があります。また、カラマズー製のレオズ・リイシューは、コントロールキャビティの縁に、この当時レギュラーラインに使われていた有名な"YDDDYSSS"の8桁のシリアル番号が刻印されてます。初期ロットのシリアル番号の位置は、ボディの縁に近い直線の位置に刻印されています。基本的には、ギタートレーダーと同じ位置(ボディの縁に近い曲線の部分)にシリアル番号の刻印がありますが、個体によって刻印の位置は異なります。ナッシュビル製のレオズにはこの8桁シリアルがありませんが、コントロールキャビティ内の配線トンネルの縁に、鉛筆で"Leo"と"83"の文字があります。ん~以前調べましたが、コントロールキャビティーには『80852010』と8桁の刻印がありました。どうやらカラマーズ工場製品のようです! 4)Les Paul Modelロゴがヘッドの上の方にあります ヘッドストックのロゴについて、"Gibson"ロゴは、通常ヘッドストックぎりぎりの高い位置にあり、1970年代後半から1980年代中期まで使われた"G"が角ばったもので、"b"と"o"が閉じたタイプのものになります。"Les Paul Model"のロゴは、不自然なほどヘッドストックの上部にあり、これらのロゴの位置は、ヘッドストック裏のシリアル番号と並んでレオズ・リイシューの大きな特徴となっています。5)サイドドットはべっ甲製の大きいもの ネックはマホガニーの1ピース、指板は良質のインディアンローズウッド。ネックフィールは、59年レスポールに近いが、一部58年レスポールのように太いものも。シリアルが進むにつれ、60年レスポールのように薄いネックも存在しています。コイツはどちらかと言うと、薄いですね~60年のような感じですわ\(^o^)/サイドドットマークについては、カラマズー製はべっ甲でできた大きめのもので、ナッシュビル製は小さい黒色。ん~わからん?6)この時代にあまりないトップの杢目の美しさ トップのメイプルは、ブックマッチの2ピースで、バインディングは、一部トップのメイプルが見える薄いタイプ。ボディシェイプはこの時代のフラット気味なシェイプに比べ、59年レスポールに近いシェイプに加工され、個体差がありハンドメイドの削りだしです。シャクリが大きいですねぇ~(笑)・・・うねりを感じる位のシェイプです(^O^)シリアル番号の早いものには、ボディの端から端までいきわたった、立体的に輝くフレームトップが多く、シリアル番号が進むにつれ、次第にフィドルバックメイプルトップが多くなる気がします。(未確認ですが)一部にキルトトップもあるようで、ゴールドトップのものも存在するようです。ほとんどのレオズリイシューは素晴らしいトラ杢のトップですが、一部プレーンに近いものも存在しています。 カラーについては、この時代の特徴である、鮮やかな赤色のチェリーサンバーストが多く、次にブラウンサンバースト、アンバーが見受けられます。余談ですが・・・本来は鮮やかな赤色のチェリーサンバーストなのですが、経年劣化や退色、沈殿など諸条件によって色が変色してしまったと言うことの様。当時の塗装原料の品質が良くも悪くも多くのカラバリエーションを生むきっかけとなった皮肉な例ですね。(ゴールドやブラックは除きます)バックは1ピースのマホガニーで塗装はやや厚く、重さについては、4.2kg~4.4kgとやや重めですが、初期のシリアル番号には4.0kg前後の軽いものも多い様です。 これの重さはと言うと、軽いほうです。4kg程度!他が重すぎですわ(^_^;)7)ハードウェアは当時のスペックの流用が多いハードウェアについては、ピックアップはすべて"ティム・ショウ・パフ (Tim Shaw PAF、いわゆるニューPAF)"で、ベースの底板に直接"PAT No.2,737,842"と刻印されています。1983年製くらいまでは、ピックアップ裏の刻印の上に、黒いインクのシリアル番号が別にあり、それ以降は刻印のみとなります。 8)ペグをシングルラインに戻すなど工夫がいっぱいチューナーペグは、基本的にクルーソンのシングルタイプで、ダブルリングのペグをシングルに削って装着したとされるものになっています。オリジナル59年レスポールに近づける工夫が涙ぐましいです(というか、当時のディーラーの努力がうかがえます)ブリッジは、再生産された"ABR-1・チューンOマチックブリッジ"で、裏面にGibsonPAT.No.2,740,313の刻印。 9)レスポールの歴史的位置づけとその価値紛れもなくレオズ・リイシューは、ジミー・ウォレス、ギタートレーダーと同様、1980年代のリイシュー史上、最初の頂点に君臨した名器のひとつです。特に、ギターとレーダーのDefforest氏、Jimmy Wallace氏のように、ギター市場が求めているものに(ギブソン社より先に)気づき、それを実現する為いろいろな努力がなされたことがうかがえる、まさに59年バースト回帰の最初の起点となるレスポール・リイシューです。基本的に、コレクターアイテムとして所有されている可能性が高く、いわゆる"スリーパー(Sleeper)"として、しかるべき時期になるまでヴィンテージ市場に現れることは少ないと思われます。てな、ウンチクでして・・・(^_^;)ボティーカラーは購入当時からこの感じてす。レモンドロップのようなアンバー?その後、変色や退色はほとんど無いように感じてます。トップのシェイプも当時ではありえない立体的なものでした。また、メイプルタイガートップなのですが、角度によってまったくプレーンに見えますしフルトラにも見えます。どこから見てもと言うような印刷のようなくっきりした派手さは無いですね~(笑)購入当初は'60年タイプかと思ってましたが、どうやら'59年タイプなのでしょうね~としても後期を意識したのかなぁ??1982年製・・・当然ですがトップにはヘヤークラックが無数に・・・なんか、ビンテージ加工したみたい今回はチト専門的過ぎました?まさに歴史ありですねぇ~\(^o^)/ふふっ!これはたぶん門外不出かも・・・という事で、このギターはこんな曲を・・・これも懐かしいですわ