ナオの国際結婚生活

うちの旦那アコって結構こだわり屋？っていうか
気に入った店とかが出来るとそこばっかりに行くようになる。

たとえばガソリンスタンド。
アメリカも日本と同じでガソリンの値段はガソリンスタンドに
よって違うし日によって値段も変わる。
なので私は安いガソリンスタンドを見つけたらそこで給油する。
けどアコの場合は近所にあるサンノコっていうガソリンスタンドが
お気に入りでだいたいそこで給油する。

ガソリンを入れなくても仕事帰りに毎日そのサンノコに寄るアコ。
ビールを買うからなんだけど。
毎日寄るから店の方でもアコが顔なじみ客になる。

1ヶ月ぐらい前に「いつもの女の子、首になったんだって～」って。
アメリカでビールを買うときにはほぼ常に身分証明書を要求される
ことになってるらしく（州によって法律は違うかもしれないけど）
たまにおとり捜査官がビールを買いに来るんだけどその時に
レジの人がちゃんとID見せろって言うかどうかをチェックしてるらしい。

で、その女の子はおとり捜査に引っかかってID要求しなかったから
首になったらしい。結構厳しいね。
女の子が辞めてしまって数日後に男の子が働き始めたらしく。

ある日アコが「サンノコで新しく働いてる黒人の男の子、
ゲイだよ、絶対」って。アコってすぐ偏見だから私はどうなの？って
思ってたんだけど。

バージニア旅行の後ひげそらないままサンノコに寄ったらしく
レジ係りは黒人の男の子だったらしい。
そしたらその子はアコに「ひげそらない方が似合ってていいよ」って
言ったらしい。

アコは「I think he likes me.（あの男の子俺に気があると思う）」って。

どうなのかねぇ？？？

その時点でそのコがホントにゲイかどうかはまだ不明だったんだけど。
また新しくガソリンスタンドに新人バイトが入ったらしく
ある日アコにそのブラックの子が教えてくれたんだった。
アコが「新しい女の子、かわいいの？」って聞いたら
「Even if I was straight, I don't sleep with her.」
（もし自分がストレートだったとしても彼女とは寝ない）って。

アコが帰ってきて「やっぱり彼はゲイだった！」ってさ。

一昨日ぐらいにアコの代わりに私がガソリンスタンドに行って
ビール買ったんだけど例のブラックの男の子だった。
結構かわいい顔してたよ。しかも割と若そう。20歳ぐらいじゃない？

私がお金払う時にアコのクレジットカード出したらアコの名前に
気づいたらしく「君、アコの奥さんなの？」って。
ちょっと会話したわ。

で、今日もまた私がアコの変わりにビールを買いに行ったんだけど。
またブラックのコで。
支払いをしようとしたら「Is this coach bag?」って聞かれた。
さすがゲイ！ブランドに詳しいのね。「それコーチのカバン？」なんて。
男の子が聞かないよね？あまり？

「そうよ」って言ったら「見せて」って。
私のは周りが黒くて中にコーチのデザインが書いてあるやつなんだけど
中をみて「このデザインが好きだわ～」だって。

そしてさらに「Is that Luis Viton wallet?」（それビトンの財布？）

私の財布ってダミエのこれなんだけど



モノグラムと違って知らない人にはそんなにわからないと
思うのよね。まぁ日本では皆知ってるだろうけどアメリカって
結構ブランド知らない人多いんだよね。
アコも全然ブランドとか知らないしね。

だからそのブラックの男の子がちらっと私の財布を見ただけで
それビトン？なんて聞いてきたからちょっとびっくりしたよ！

しかも「私もビトン好きなの」ってなんと自分の財布を取り出して。



なんと彼の財布はモノグラムの二つ折りだった！

アメリカでしかも男の子でビトンの財布なんてちょっとびっくりじゃん。
やっぱりゲイのお兄さんはおしゃれなのねぇ・・・

って感じで今日はブランドトークでちょっと盛り上がっちゃった。
やっぱりあのお兄さんゲイなのかぁ。
でもちょっと感動ってかすごいじゃんって感じだったよ。