ナオの国際結婚生活

まだまだ寒い日が続くオハイオです。
なんかコートもいらないくらい暖かくなって
「あぁ、春が来たのか」と思ったら突然雪が
降ったりしてまったく油断ができないって感じ。
寒いと家にこもりっきりだったりして気分も
滅入ってやる気もなくなるので早く春になってほしい！！

通訳のパートの仕事を始めたって前回の日記に書いたけど
病院での仕事は前回依頼来ていません。
が、チャイルドサポートという行政での仕事が２回ありました。

フロリダに住んでるいとこが数ヶ月前に楽天ブログを始めたんだけど
そのいとこが書いていた日記がちょっとタイムリーだったんだけど
アメリカにフォスターファミリー制度っていうのがあって。
行政が何らかの理由で親が子供を育てる能力がないと判断した時に
子供を短期間から長期間で預かってくれる人たちの事をフォスター
ファミリーと呼ぶのですが。

「親が子供を育てる能力がない」と判断される理由は色々で
アルコールやドラックの問題があるというのはもちろん、
虐待しているとか生活能力がない（子供を育てるお金がない）など
理由はさまざま。

私が今回派遣されたケースは日本語を話す家族とその子供たちの
行政スタッフの管理下での面会。

子どもたちはフォスターファミリーと暮らしていて基本会話は英語。
面会時は皆、英語で会話をするのだけれども、もし日本語での
会話が出た場合に私が通訳をする。行政の人たちはどんな会話が
なされているのか全部把握していなければならないので、ということなので。

いつもは決まった通訳さんが来ているらしいのだけど
私は臨時で２週連続（２回）その面会時に立ち会って。
一回目は普通だったけど２回目は家族がもう我慢の限界に
来ていたらしくかなり感情的なやり取りがあったりして
私も辛い現実を見て気持ち的にかなり疲れてしまった。

私はどんな理由でこの家族が離れて暮らすようになったのか
知らないのでなんともいえないんだけど、色々なことを知らないからこそ
第三者目線で色々な人の立場になって考える事ができる。

家族の立場になったら子どもを取り上げられてとうい感じだろうし。
私のみた感じからすると行政の人たちは家族は悪者と決め付けた風。
色々なケースを見ているからどうしても正義感でそうなってしまうのかも。
こどもたちはまだアイジぐらいの年齢で。。。
子どもたちが素直でかわいくて無邪気だから余計にこんな立場に置かれて
いることを考えると辛くなっちゃう。

実の家族はもう子どもたちと離れて暮らしていていつまでこの
状況が続くかわからないというストレスと辛さで我慢の限界に
達しているらしく前回の面会時には家族の一人がかなり感情的に
なっていて見ていて私も悲しくなったよ。
もう少しで泣きそうになってしまったけどプロフェッショナルな
立場でいなければならなかったので冷静を保ったよ。
行政の人は冷静に対処していてすごいと思った。
後で「I need a drink.（飲まなきゃやってられないみたいな感じ）」って
言ってたけどね。

家族が「この状況にもう耐えられない」って言ってたけどその気持ちも
分かるし行政の人たちは色々なケースを毎日見ていて辛い仕事だろうなって
思ったし。

いやぁ、、、、今後あの家族どうなるのかなぁ。。。
とにかく子どもたちのBESTを祈るのみだよ。