カテゴリ:私的考え・つぶやき
今日、以前の勤務先の方の奥様のお通夜に行ってきた。
つとめていたときは営業部長さんだったので、私の直接の上司ではなかったのだけど(私はマーケティング) とても親しくしてくれていて、事業部の打ち上げやお花見、いろいろな場面でたくさんのお酒を一緒に飲み、 カラオケに行き、本当に数々の思い出がある。 奥様にも何度かお会いしたことがあって、 「昔かたぎの豪傑なおじさん」をピシっと、朗らかに操縦するとても 明るくて気さくな方で、3人の男の子のお母さんだった。 奥様・恋人同伴のクリスマスパーティーがあって、その時に初めてお会いし、 とても人柄が素敵だなぁと思っていた。 そして、ああいう仲のいい夫婦っていいなあ、と思ってみていたっけ。 その後、長男の出産予定日直前にその方が子会社に出向することになり、 壮行会があったので顔を出し、「予定日まであと5日なんですよ」と 話したのが最後になった。 出産後には、奥様がデザインされた真珠のネックレスを贈ってくださった。 近くに住んでいるので、何かの折にこどもを連れて挨拶に行こうと思いつつ、 結局それができなくなってしまった。 やっぱり、思い立ったらすぐやらないと、ダメだね。 まだ50代前半くらいだと思う。 乳がんが分かってから3年くらいの闘病生活だったそうだ。 ある人からは、奥様の病気が分かってからはお酒を飲んでも涙もろくなっていると聞いていて、 私もとても切ない気持ちになっていたのだけど、ついに悲しいお知らせが届いてしまった。 息子さん3人をきっちり育て、だんな様を支え、自分の生活もきっと楽しんでいらっしゃったのだろう。 本当に沢山の方が、お別れにいらっしゃっていた。 今日のお通夜で聞いた話。 仏様の仕事はただ一つ。 縁がある人たちに念、願いを送りつづける事だけだということ。 自分の人生に対する後悔が沢山あったら、仏様になっても他の人のために願いを送りつづけることなんてできないかもしれないな。 永遠に自分や家族が元気でいるなんてことはありえない。 でも、やっぱり病気とか死は自分よりも遠いところにあって、いつまでも 時間があるように感じてついつい日常をおろそかにしてしまったり。 「今」って、とっても大切なことだ。 いろいろな人の想いにふれ、自分の身に何かがおきても、ああしたかった、こうしたかった ではなく、縁あってであえた人たちに願いをおくる事ができるよう、 日々大切に暮らさなくちゃなあ、、、と思った。 ご家族のみなさまへ心からのお悔やみと、 ご冥福を、お祈り致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.10 00:21:53
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