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2007.04.03
カテゴリ：オーラソーマと子育て支援
「体温のある情報」って、
やっぱナマモノなのだなあ・・・と、あらためて実感した今日。 とある方の取材を受けて、「情報のみせかた」ってやつぁ、、 ほんとに難しいなー と痛感。 ママの起業についての取材。 最近色々と取材を受けますが（個人、NPO含め） 実際に取り上げられる内容はほんの僅かであっても、全体を見たうえで 切り取ってほしい、と思って、今回のメインのカラーセラピーについて だけではなく、 個人の事業としてのカラーセラピーや、NPOなんかの活動や、もろもろ を１時間半くらいかけてお話をさせていただき、 巷に情報は山ほどあるけれど、自分のリアルな日常を助けてくれる 体温のある情報は、なかなか見つからないってことや、 でも、自分の身近なトコでどこか１箇所につながることが出来たら 本当にほしい情報やリアルなモデルに出会えるよってことや、 その「どこか」になりたいと思っていること、 起業といっても、すこしづつじぶんで確認しながらいっぽっいっぽ 進んでいくことのよさや、積み重ねていく大切さ、母となったわたしたち を取り巻く社会環境や、じぶんたちの見る目、選ぶ目の大切さとか、 とにかく、なぜ今こういう活動をしているのか、って話をして、 大いにお互い「ほんと、そうですよねー」なんて納得したのに、 最後の最後、オーラソーマってどんなものなんですか？という 話になって、普段どおりに説明をしたら、とたんに顔が曇る相手。 どうやら、カラーセラピー＝カラーコーディネート のようにまず勘違いをしていたらしく、 さらに ボトルを選んで、それで自分の深いところにある思いを確認する、って ことや、選んだボトルを使って、色やパワーストーンの力を借りて 自分の中にあるものをやる勇気をもらうとか、 そういうことを聞いて 「占いチックのあやしいもの」 だと思われたらしい。 学術的に研究はされているのかとか、 資格は管理されたものであるのかとか、 科学的な根拠はあるのかとか、 聞かれ、 色自体は電磁波であり、波長であり、目に見えないけれど人間に なんらかの影響を与えることは、生理学的にも体が色に反応する ことは科学的に証明されていることであるし、 ボトルを塗ることによる効果も色々なレベルがあって、、、 いやいや。もう言い訳みたいだな。と、だんまり。 その前からも「こんなにたくさんお話しなくても、一言で いえませんかねえ」とか （それを引き出すのがあなたの仕事だろうに） それはわかるんですけど、ここではちょっと置いといてとか （いやいや、それが活動の源泉なんですけど） ちょっと気になる対応はあったのだけど、 内容云々よりも、 １時間半もまじめな話を散々話したのに、 「怪しい」と言われたことがショックだった・・・ で・・・ 怪しい占い、と、勘違いされてしまうと危険なので、 お話の中でも、科学的な根拠とか、精油の成分とかそういった ものに触れてください、というオーダーが入る。 せっかく伝えたいことが、伝わりにくくなってしまうことを 危惧しているし、 いくらママの起業取材でも、子育ての企画の中で怪しいモノを とりあげていいのかと、本当は違うのに勘違いするといけないから、 あえてそうお願いします。 ってことをおっしゃっていたが、確実に「あなたが今、そう思ってますね」 という態度・・・ もともとの勤務先であったIT業界を、「どうも虚業に見えてやめたし、 次は人に関わる仕事がしたいと思った」といった私のことばに共感して くださっていたのに、 「今の説明を聞いたら、カラーセラピーもITと同じ虚業じゃないかと おもってしまう」とおっしゃった。 地に足がついていない、見えもしないものをあやつる虚業、って 思ってるのかな・・・・と思ったら、なんかスンゴイアツイ塊が お腹の中にどーーんと生まれてしまったよ。 私の話、今まで聞いていましたか？ わたし、虚業をNPOでもやってますか？ ・・・・・ 占いだったら、そのへんの道端でやればよくて、わざわざ人を集めて オフィシャルな場所でやらなくてもいいんじゃないかって思って しまうんですよね。 でも、そうじゃないんですよね？ とフォロー気味にいわれたんだけど そもそも「そのへんの道端で」って何！ 内容が科学的根拠があって、学術的に認められているものだったら、 ママたちのチャレンジとしてOKだし、応援するけど、 占いとかの怪しいものだったら、その辺で勝手にやれってことなの・・？？ 「母になったとたんに、"いい母"という健全なイメージにとらわれて しまって、苦しくなる。もともとの自分の個性やテイストを取り戻す ことが必要で、こどもを産んだからって、健全な母、イメージの中、 物語の中のよき母になるわけじゃなく、もともとの自分を思い出す ことが大切」 という話で盛り上がってたのに、 母になったら家事をいかした「お料理」や子育てに役立つ 「コーチング」をしないといけないの？？ 脱力し、ふつふつと湧いてくる怒り。 編集までの時間がないから、とりあえず何でも良かったんだろうと 思う。（実際そういってた。カラーセラピーじゃなくてもよかったと） わかりやすい絵でわかりやすい話しで語ってくれればいいんだ、と 思っているのかもしれない。 だ・け・ど！ 全体の中で、物事をみてくれよ・・・ まるで私自身が「あやしい占いチックのことをしている」うわついた人 みたいに言われたような気がして傷つきました。 こういう方もいるだろう。 こういう対応だって、きっとこれからもあるだろう。 悪意があっていっているわけではなく、むしろこういった人たちを 応援する形で企画を立ててくださっているのだ。 こういった方にわかっていただかなくては・・・ 途中まではキモチを押さえてなんとか話を進めたけれど、 どうしても「あやしい占いチックのものはその辺の道端で」 ということばが消化できない。 そう思ってきたら、 「は、わかりました。」と、手帳をパタンと閉じて机の上をかたし、 「もうあなたと話すことはありません」と、意思表示 してしまいました。 なぜ、１時間半も取材して、 この終わり方になってしまうのか。 疑問を持ったとしても、なぜもっと違う話の進め方ができないのか。 カラーコーディネートのような「あなたに似合う色はこれ」だったら わかりやすいけど、カラーセラピーのようなものじゃ困る。という 言い方は、それを生業として選んだ相手に失礼じゃないのか？ もちろん、１００％の人におなじように理解してもらえるとは 思ってないし、違う捕らえ方をする人も多いのは判るけど、 直接目の前で１時間半話して、それかよ！ というがっかり感・・・・ きっと、 私の話を全体で聞いていたのではなく「パーツとして使えるところ」 「使いたいことば」を探していたのだな・・・というがっかり感。 でも、 こないだの杉山ゼミで出ていたことば「怒りを使いこなす」というのは こういうときに使うのだ。ということは おこっている最中から浮かんでた。 そう、これはチャンスなのだとわかってはいたんだけど だからといって、それがすぐに出来るわけではない。 きっと後でお詫びのメールなりいれることになるのだろうなと 思いつつも、その時は怒りを味わいました。 オーラソーマ的に解釈するならば 「怒り」は、"レッド" まず最初は 「自分が大切にしているものが脅かされた」ということに対する「反射」。 （もしくは自分がイタイところを責められたことに対する防衛） センサーが「ピッ」と何かを拾った、最初の強い反応が「怒り」。 で、その怒りに身を任せてしまうと「キーーー！」っと なっておしまいなんだけど レッドがもつポジティブな力は「泰然とあること」 物事の中にある本当のことを、じっと見つめて、それをしっかり 受け取ることがレッドの力。です。 なので、怒りの裏には、必ず学びにすべき大切なことが隠れている。 これはいつもコンサルの中でも言うことなんだけど、 ほんとにそうだねえ・・・ 私はもともとレッドな人なので、昔はしょっちゅう怒ってた。 でも今は、オーラソーマのおかげで「カチン」ときたときには なんか大事なことがあるんだよなー なんで私はいまカチンときたんだろう。なんで傷ついたんだろう。 なんでムッときたんだろう。 と、怒りが引き起こしたエネルギーを外にぶつけずに内側に向ける ことがダイブ出来るようになったんだけど、 それでもたまに「くーーーー！！」「キーーー！！」と、なる ことはある。 でも、ここで押さえ込んでは体を痛めつける力として残るので （ストレス）ある程度相手に放出することは大切。 だけど、「ぶつける」「ぶちまける」のではなく 「私は怒っています」「傷ついています」「こう思いました」 と、伝えることがもっと大切なのだ、、、と思って、 最近はあえて「波風をたてる」のではなく「波紋を投げかける」 ことをしたいと思って、やってみるようにしています。 まだまだ「使いこなす」まではいけないけれど、 強い感情に向き合うことは、すごい大切にしなくては。 ＊＊＊ 結局、自宅に帰ってきてから電話しました。 留守電でつながらなかったのだけど、 長い時間お話をさせて頂いた後なのに、オーラソーマを 「怪しい」と思われてしまったのかと残念で、その点に気を 取られてしまって、最後きちんとした態度でご挨拶出来なかった ことに対する お詫びと、趣旨は理解しているので、あらためて宜しく お願い致します。 と、メッセージを残しました。 体温のある情報は、やはりその人のぬくもりがないと伝えられない ものなのかなあ・・・ ことば、情報として切り出された瞬間に、さめていく物なのだろうか・・・ TVや雑誌、ラジオなどのマスメディアには、難しいことなのだろうか。 杉山ゼミにちょっとつながっていくテーマです。 「取材者」という定点から観測する以上は、その目線になるわけだし ある程度は仕方ないけれど、 私も、伝える方法をもっと磨かないといけないし、 そして逆の立場になった時に、なにが出来るか、どうできるか、と いうことも考えないといけないなー 伝えることに対する力と責任は、以前よりもはるかに大きくなってます。 情報を発信することの大切さ、難しさはこれからきっと、いろんな場面で ひしひしと感じていくのだろうなあ・・・・ なんか、ひょんなトコでおっきな学びのタネを拾いました。 でも、いい取材になるといいなあ。 簡単にあきらめるわけにはいきません！ 理解されてなくとも、今回を通して理解してもらえるかもしれないし、 万人同じ価値ではないけれど、それを知ることも大切だ。 当日の朝、きちんと挨拶しよう。 そして、相手の意図を組んでも、自分で伝えたいことも話せる プロを目指すのだ。 そしてそして、私が取材者になるときは、 「この人に伝えられて良かった」と思っていただけるよう誠意を尽くしたい。 文として形になったときに、がっかりさせることの無いようにしたい。 今度保育園へ取材に行く予定なので、忘れないようにしなくては。 ＊＊＊ ・・・と、書いているこの間に、先方からお電話頂きました。 こちらは傷つけるつもりなど毛頭無かったのですが、こちらこそ すみませんでした。あらためて宜しくお願いしますと。 こちらの傷は、相手には見えないことだってあるやね。 相手にとって見たら、通り過ぎる取材先の一つ、ってことも 理解のうえ。 でも、私にとっては、おなじ重さではない。 キモチが一巡しましたが、 気持ちよく当日会えそうで、よかったです。 怒り、昇華完了・・・・ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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