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先週、面白い経験をしてきました。
(私は結構経験ありますが、本格的にという意味で!) 松村潔先生の事務所にて開催の「ガイド相談室」にお邪魔して、 ガイドさんからのメッセージをいただいてきました。 色々と、メッセージはいただいてきたのですが、 一番なるほど、、と思ったのは、私のガイドさんのひとりは フランスの調香師さんだということ。 そこから来ている私の今世の役割は、「ブレンド」して「広める」と 言う事らしいです。 「シェアする」。 一級品だから、いい。のではなく、1つ1つの品質は低くとも、 ブレンドする事によって良さが際立ち、かつ、安価で提供できる ようになるため、一気に広げることができる。 例えば、お茶。茶師。 高級茶葉は、おいしいに決まっている。 一部の人たちだけが飲めるおいしいお茶をつくるのではなく、 一般人にも手が出るような、一つ一つの品質は低くとも、 ブレンドする事によって際立つお茶をつくる。 例えば、ウィスキー。 1樽ごとに仕上がりの味わいが違うウィスキーを、ブレンドして 均一化することによって、安定した味わいとなり、 そのおかげでスコッチ・ウィスキーがスコットランド一地方の 地酒から世界の蒸溜酒へと躍進していくように。 ブレンダーとは「目利き」であって、ある種研究者や専門家以上に 知っていて、かつ、それ以上に優秀な経営者だそうです。 また、そういった突出した嗅覚と、 もうひとつソムリエのような表現力^^が私の発揮すべき力。 ソムリエと言えば「くどい!」「歯が浮く!」 イメージなんですが、語彙の豊富さ、表現力の多彩さ、 歯の浮くような表現でも、相手を納得させることができるそうな。 いやーん、恥ずかしいっ と思いつつ、なんかわかる気がします。 同じ言葉でも、違う人が言ったら伝わらない、受け入れられないけど 私がいうと変に説得できちゃうような。 もっともっと発信力があるそうで、これからはもっと自由に発信していく 事になりそう。 自分が感じたフレッシュなものを、提供していくこと。 :: ソムリエの表現力について、ネットであれこれ調べてみましたが、 抜粋してみると 「ソムリエの表現能力って、自分の五感で捉えたものを、大衆が共通して 持っているコンテクストに巧みに変換できる能力といっていい。 似たような能力は文学者や小説家にもある。」 と。 ガイドさん(と、アクセスしている菊地さん)に、 「この、ブレンドというのは、人間にも言えますか? 私は、適材適所がテーマで、いろんな働き方とか、いろんな人たちの 組み合わせや、人材配置、チーム作りなんかを仕事にしたいんですが それもあっていますか?」 と聞いたら、「まさに、そういうことだそうです」と言っていただきました。 私は「コーディネーター」として仕事をしているけれど、 もう少し、「ひきだす」要素が欲しいなって思っていた。 以前見た「プロフェッショナル」という番組の茶師さんを思いだし、 調べてみたら、こんな言葉があった。 ====================================== 『良いお茶ではなく、伸びるお茶』 前田のお茶の見方は、ひと味違う。 ある日の茶市場で、前田は一つのお茶に目をとめた。高知県の山奥のお茶。 さわやかな香りを持つが、葉の形が悪く、皆に敬遠されていた。 しかし、前田は迷わず買うことを決めた。茶葉の中に眠っている力を見抜いていた。 「お茶自体の性格はいい。いいお茶になる。」 前田は、仕入れの段階では、お茶の良し悪しだけにこだわらない。 手をかけ、磨き抜いた時にどれだけ伸びるか。それを見ている。前田の茶作りは 子育てと同じ。自分で買ったお茶は絶対にけなさない。 必ず良くなると信じている。 チームワーク 前田は、手塩にかけて磨いた茶葉に最後の仕上げをほどこす。 「合組(ごうぐみ)」と呼ばれるブレンドだ。 お茶は通常、一種類の茶葉だけで作られるわけではない。「香甘苦渋」が調和した 奥深い味わいは、何種類もの茶葉をブレンドすることで生み出される。 絶妙な配合が醸し出す極上の味と香り。 合組の極意を前田はこう表現する。 「欠点もあれば長所もある。その長所を引き出してやることによって、一つの いいチームができる。相手を引き立たせるようなブレンドが理想。」一つで全てを 備えた完全無欠なお茶などない。 ====================================== 例えば、今はまだ市場価値があまりないと思われている 優秀な人材は、沢山いる。((たとえば子育てで離職した女性たち) 例えば、小さいけれど素敵なしごとをしている人たちは、 沢山いる。 例えば、もっともっと、何かきっかけが与えられれば、もっともっと モチベーションがうまれる職場もあるだろうし、 まだまだ、引き出されるべき可能性って、沢山あると思うのです。 中小商工業振興対策委員会でも、ワーク・ライフ・バランス推進検討委員会でも 同じことを言っていた。 振り返れば、98年。 会社員時代。 一般職から総合職へ転換する試験の役員面接でも、 「一般職だって、きちんとみて、期待して、しっかり育てれば もっと会社の役に立つ戦力となるはずなのに、それをしていない。 もったいない。もっと私たちに期待してほしい。」と言ったのでした。 その頃から、思いは変わらない。 私はずっと、真摯に期待されて、本腰入れて育ててもらいたいと 思っていたのですねえ。 今なら本当によくわかります。 「めっけんもん」だったり「期待以上に助かってる(だって、期待してなかったから」 という存在から、もっと本気で戦力として仲間に入れてほしかったのだと。 力を持て余していたんですね。 そんで、今も。 少しづつ、核心に迫ってきたのだなあ・・・と思いました。 悪いところを埋め、良さを切り取って凸凹をならすのではなく パズルのピースを集めていくように、 良さを引き立たせ、相手の良さを引き出すような形。 どんな場にいても、 適材適所で光り出す景色はきっとエキサイティングだろうなあ。 IT企業を辞める時 「次は人の人生に関わる仕事をしよう。ライフワークを探そう」と 思ったけれど、一歩一歩踏み出せている気がいたします。 必ず良くなると信じて、関わっていこう。 ガイドさんたちを信頼して。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.12 23:31:44
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