日本語教師日記

今タームの担任クラスは当たりクラスだったみたい。
まず、若すぎる学習者が少なくて、みんな大人のせいか
知識も豊富で、空気も読める。語彙も多いからさくさく進む。

それに性格が明るいのか、間違いを恐れず、どんどん答えを出す人が多いから
間違いの分析がその場ででき、お互い何が分からんか何が難しいか
とか理解ができる

中級以降の使われる場の少ない変な文法の勉強に
恥ずかしがらずにどんどん間違えること、これが重要なのだ。

なんだか久しぶりに中級らしい中級クラスに入っている気がする

反対に辛いのが
週末2コマだけ入るクラス。よくあるお通夜クラスで
反応が鈍いというか・・・ない！
20歳前後の中国人中心に特にひどい

今日はジェスチャーを交えた発話をさせようと
教科書本文の語彙の確認で

「にっこりうなずき合ってください」
と言うと
2人くらいを除き、ピクリとも動かない・・・
こういうクラスの人は、下を向いているのだ
こっちの言っていることは聞いてない
もちろん
他の学習者の発話も聞いていないし、見てもいない

電子辞書とにらめっこして、耳はシャッター
これじゃ語学の学校にいる意味ないじゃん！！
で、たいがいこういう人は自分がはできると思っている！！！
がり勉タイプで参考書の例文とか、漢字とかはたくさん覚えている。

ためしに今日は板書を減らしたら
いつも答えを書き写しているだけの学習者たちは
まったく書けていなかった

最近ではスマホにかじりつきの人も多く
片付けろと言ってまわるのが一苦労だ

さらに心が弱く折れやすい人が増えて
学校を休みがちな人が多い
遅刻も多く、ばらばらと入ってきて、たいがい寝坊・・・

３年も仕事休んでいるうちに状況は大きく変わっていた
何でだろ？社会の変化？