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日本語で話そう

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2010年06月の記事

全12件 (12件中 1-12件目)

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読点を付ける

ＰＣは使っているけれど、いまだにブラインドタッチが出来ない私だから、ブログはいつも誤字・脱字・変換ミスばかり。翌日読み返してみて、その日本語に「あちゃー、まずい！」と思うこともしばしば。メールなんてもっとひどい、読み返しもしないで送るから、よく「意味が分かりません」などと返される。ブログもメールも、まあそんな私をご勘弁をと日頃は、虫のよいことを思いながら書いている。そんなに日本文がめちゃめちゃなのに、時々ふと思うことがある。文章の中の読点ってどこで打つのかな？学校で習ったっけ。そこで「日本語とテンの打ち方」という本を読んでみた。まだ、半分までしか読んでない。でもそこまでで前出の疑問は解決。読点の打ち方に厳密な決まりはないのだそうだ。だから、しっかり習った覚えがないのである。「点がないと、haかwaか分かりませんよ。同じ文でも意味が違ってきますね」なんていうのは、しょっちゅう生徒に言っているが、そういう重要な点以外は、特に決まりがないようだ。点には文に「かかる点」（これは上の場合と同じで、「は」などが点を打つ場所によって意味が違ってくる）息継ぎのような「間」を取るための点（長すぎる文章に）強調する点（前後の文章を強調する時に点を打つ）。デザインとしての点（点は文のアクセサリーのように使う）などがあるんだそうだ。じゃあ、適当に・好きに打てばいいんじゃないの、とすぐその気になる私であった。でも、点って大事だよね。絶対必要だよね。そこまで来て、例によって思考がすっ飛ぶ。そうだ、この頃何か足りないと思っていた。私の生活に点がないのである。いつもだらだらと忙しがっているけれど、それって、点のない文章みたいなものじゃないだろうか。もっと生活に点が有ったら、すばらしいことはすばらしいと強調されたり、ちょっと一休みして後ろを振り返ってみる余裕が持てたり、次に来るだろう点の位置を想像して、目標を定めたり出来るんじゃないだろうか。そうだ、そうだ、明日から生活に点を打とう。←この点はデザイン？土曜日のおやつは、娘達が買ってきてくれたグラマシーニューヨークのケーキ。本日（月曜日）のお茶はHARVEY NICHOLS　のパッションフルーツFORTNUM&MASONとハーベーニコラスのは娘のロンドン土産。Harrodsのは娘のホストマザーが送ってくれたもの。これだけ有れば、しばらくは、ティータイムが楽しくなりそうだ。

June 28, 2010

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捜索願い

昨夜携帯電話を無くした。新しいのに代えてからまだ１ヶ月もたっていない。ショック。ミーティングを終えて夜帰って来てバックの中を探す。書類を入れた袋の中を探す。もしや出かける時に家に置き忘れたかと（確か持って出たような気はするが・・無意識）寝室や洗面所を探す。固定電話から自分に電話を何回も掛ける。そして耳を澄ます。どこかで鳴っていないかと。きっと私が見つけてくれるのを心細い思い出待っているに違いない。車の中かな？家からの電話を掛けっぱなしにして、車庫の中の車の音を確認する。無い。仕方がない、ソフトバンクに捜索願を出そう。捜索願提出。そして捜索開始。「ＧＰＳ確認しました。〇〇地点を中心に半径１，５００ｍのどこかにあります。ただいまよりこの番号は緊急停止にします」言われた地点にいるボランティアで今晩ミーティングに参加したのは１人。でも彼とは近くに座らなかったからきっと拾ってないはず。でも確認の電話をしよう。････電話番号は携帯電話の中？それではと、今日ミーティングに参加していたほかの友人に事情を話し、彼の電話番号を聞いた。「その住所は僕しかいないですね。でも、残念ながら持っていませんね」そこで気がついた。確かソフトバンクは半径１，５００ｍ圏内と言っていた。１，５００ｍってものすごく広いじゃない？yahooの地図で見ると自宅こそ範囲外だけれど、ミーティングをしていた会場だって圏内。振り出しに戻る。会場に落としたのかな？そうしている間にさっき彼の電話を問い合わせた友人から電話がかかって来た。「有ったよ。私の車の中に」そうだった。夕べはまたそこに帰ってくるつもりで、ミーティング会場のある会館に車を置いたまま、その友人の車でレストランに夕ご飯を食べに行ったのだった。ほんの２分乗った車だから、今日の行動スケジュールからすっぽり抜け落ちていたのだった。記憶力にすっかり自信をなくして大捜索は私には意外な結末での終わる。探査機「ハヤブサ」が地球に帰る時、大気圏で燃え尽きた姿をＴＶで見ていた。最後の瞬間カメラをくるりと遠隔操作し、回してハヤブサに地球の姿を見せたと言っていた。大事な子供を守って地球に帰し、わが身は燃え尽きるその姿にぞくぞくと背筋が震える荘厳さを感じ、ひょっとしたら機械にも心があるんじゃないかとさえ思い始めていたこの頃。私の携帯電話と涙の再会はまだ今夜まで待たねばならない。ああ、疲れた。テラスで飲むコピ･ルワークと妖精のお菓子やさんの優しいケーキ（シェフの気まぐれケーキ、オレンジ）。火曜日に食べた分。

June 25, 2010

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ラフェクレールのケーキと優しさの味

昨日、時間が出来たので品川までケーキを買いに行って来た。ラフェクレールのケーキ。妖精のお菓子屋さん。遠いので保冷剤と保冷バックを用意して買いに行って来た。シェフの気まぐれケーキという新しいケーキが出ていた。ケーキを食べながら思う。なんて優しいケーキなんだろうか。美味しいとか、甘いとか、強烈な主張とか、色々表現はあるんだろうけれど、私にはただ　今は、優しいとしか表現できない。妖精のお菓子やさんのケーキは、口に入れるとそっと心に暖かいものが広がって、すごく優しい。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー日本語のボランティアグループにはかってボランティアをしていてその後、進学や留学でボランティアを一時離れたＯＢたちがたくさんいる。その子達は日本に帰って来た時、時間が出来たときボランティアに顔を出し、時には時間を見つけては手伝う。中には同時期にボランティアをしていなくても、そうやって時々会っているうちに友達になっていく子達も多い。今、その中の１人が混乱と絶望と困惑の中に迷い込んでいる。女の子４人が先日集って話し合い、彼女の救出作戦に乗り出した。電話で連絡を取り合って、わがことのように心配し、メールで励まし、有益な情報を提供しあっているらしい。彼女達の奮闘している姿がちょっとずつ聞こえてくる。学校が同じでもなく、学年が同じでもない。共通点は日本語を外国人の子供達に教えたということだけ。彼女は心配してくれる仲間に気付き、きっと今頃は優しさの味をかみ締めているのだろうと思う。きっと明るい未来もあることに気付くだろう。何も出来ない私はそっと願っているだけ。

June 23, 2010

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会話力

先週末ホームステイしたアメリカ人研究者のジェフさんは今、次の滞在先である慶應大学のバイオ先端技術研究所のある山形に移動している頃だろう。本当にシャイなアメリカ人だった。今回のプログラムはアメリカやドイツなど先進国から博士号取得前後の研究者を日本の大学に招いて研修させるものだ。以前ひょっとしたらこの中からノーベル賞の人が出るかもしれない、なんていわれたことも有る頭脳集団なのである。それだけに彼らは何事においても積極的で向学心に燃え、マナーもしっかりしている。日本の文化や習慣を来日前にしっかり調べて来て、きちんと計画性や目的を持って来日する人が多い。だから、毎年ホームステイ受け入れする人たちの中では人気のプログラムなのだ。ところが、我が家に来たジェフ君。すごくシャイ。こちらが話しかけなければ会話が成り立たないのである。ただし、聞かれたことにはしっかり返事をする。それはさすがだ。しかーし、日本についてとか家庭についてとか何にも疑問がないのだろうか？聞きたい事とかないのだろうか。別にホームステイがいやそうでもない、結構うれしそうに時々は笑顔を見せて笑う。そんなわけで、私としては英語の会話はすごく楽なのである。何しろ、会話はほぼ９０％こちら発であるので、会話の中にはほとんど自分の知っている単語しか出ないのであるから。自分がしゃべる時は知っている単語だけを使ってしゃべるわけだし、その答えだって、質問の答えである以上、そう突拍子も無く外れない。想定内なのでたとえ知らない単語が１つ２つ入っていても理解できる。良く聞いてみると、彼のは先端バイオ研究なのでそのほとんどが、ＩＴを使った研究なんだそうだ。なるほど、一日中ＰＣの前→一日中、他人との会話必要なしでも済むということか。それでも、夜遅くまで居間で過ごした後、「トイレに行ってから寝る」と、自分にあてがわれたベッドルームから洗面道具を持って降りて来た。トイレに行った後そのまま洗面道具を持って帰ろうとするから、「歯磨きは？洗面所使って大丈夫ですよ」というと、歯磨きをして寝に行った。洗面所は教えてあるはず、忘れちゃった？そして聞けない？会話が少ない以上自宅でじっと過ごしても間が持たないと恐れた私達、翌日は外に観光に連れ出すことにして鎌倉へ。お決まりの長谷寺、大仏、八幡宮。　おみくじは小吉。たとえ凶でもリアクションはないだろうなと思いつつ、おみくじの結び方を教える。片手では結びづらいだろうに、上着を持っていてくれとは言わないから、こちらから声を掛ける。夜、東京から出て来た娘達と中華街のレストランで落ち合い、中華料理の夕食。前日の夕食も、その日の昼食も１００％の日本料理だったので。食事は日本食でも中華でも１００％食べる。好きなんだ！食事の後、甘いものが好きなのがわかって来たので中華菓子屋でお菓子を買った。「どれがいい？これはチェスナッツ」それがほしいと彼指差す。「これはセサミ、ちょっと変わっていて美味しいよ」それもほしいと彼指差す。「これは伝統的な甘いあんこのお菓子だよ」うんうん、それにしようとジェスチャーでトレイを指差す。そして、私は気がついた。この調子で私が説明すると、ＮＯとは言わない素直な彼なのだろう、私はそこにある５０種類のお饅頭をすべて買う羽目になると。６個選んだところで切り上げる。日曜日は家の近くをドライブして、魚市場を見学して、夜のおすしの材料を買って家で過ごした。夫はちょっと風邪を引いてしまって身体がだるいのでベッドルームで暫し休憩。夕食の支度をしている間彼は１人で何をするんだろう。そういうことも有ろうかと、鎌倉で剣玉を買って置いた。夕食の準備の間、彼に与える。そして、ほぼ２時間、休み無く、彼は私がインターネット画像で見せた剣玉世界一周の技に挑戦し続けたのであった。頭のいい人の集中力とやらをまざまざと見せ付けられた思い。腱鞘炎にはならなかっただろうかとそっちが気になる。きっと今頃はマウスをにぎる手首が痛いことだろう。夕食の準備がすべて整った後、彼にお寿司のにぎり方を教え、一緒ににぎった。これは生魚が食べられるステイヤーには人気のイベントだ。案の定がんばってにぎる。非常に素直だから、おにぎりみたいに大きいのが出来るわけも無く、水っぽくなるわけでもなく、鼻が曲がるほどわさびが入っているわけでもなく、今までのステイヤーの中で一番の出来だった。シアトルで育って、サンディエゴという都会に住む彼だから、うに以外のお寿司は大好きなんだそうだ。この日の寿司種は、卵、いくら、朝取り鯛、天然平目、三崎インド鮪、サーモン、ホタテ、蛸。今朝のＴＶ　で最近の若者は会話がうまく出来ないと言っていた。「言葉のキャッチボールではなく、気持ちのキャッチボールが大切なんだ」と。シャイだシャイだと書いてきたが、聞かれたことには答える。必要以上にしゃべらなくても気持ちのキャッチボールがちゃんと出来ていたから、このホームステイ、これでいいか。

June 22, 2010

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ホームステェイ受け入れ中につきお休みします

ここ数日書くことも無く、忙しくしていて日記も訪問もサボっている。昨夜は本日から３日間ホームスティ受け入れする若いアメリカ人の研究者と会って来た。日本文化体験イベント会場で。ティーセレモニーと折り紙とお習字を体験。そして今夜ホテルにお迎えに行き日曜まで一緒に過ごす。とってもシャイな人でこの３日大丈夫かな、会話があるかな。さて今晩のおかずは何にしようかな。本日のおやつ。そろそろ夏茶碗に変えよう。

June 18, 2010

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ジャコウネコの糞を飲む？

「はい今日のお土産」と夫から渡されたものはカッチングを施されビロードの箱に入って、綺麗な袋にパッキングされたコーヒー。「ジャコウネコの糞から採取したコーヒーだって」「うへー、糞？」「そんなもの飲めるの？」しかし、付いて来たたくさんの説明書、認定書、Wikipediaの印刷物を読んでみると、コーヒー好きな私だからなるほどそれでは是非味見をとなったのだった。インドネシアのジャコウネコは美味しいコーヒーの実を知っていて、それを食べる。果肉は栄養源になるが種は未消化で排泄され、それを良く洗浄して乾燥させる。希少価値があるコーヒーだそうだ。糞を食べるんじゃなかったけど・・・。Ｋｏｐｉ　Ｌｕｗａｋ1 pound 約$300,　1 cupは約$50　もするんだそうだ。それでは味見をスプーン１杯を小さなカップに入れお湯を注ぐ、細かい粉が沈んだところで上澄み液を飲む。確かに美味しい、かな？良くわからないや。私のコーヒー好きなんてそのぐらいのものだ。まあ、コーヒーを飲んでいる時、糞をしているジャコウネコが頭に浮かんでこそ来なければ、おいしいと言っておこう。普段、酸味の強いフェアトレードのネパールコーヒーを国際貢献のために飲んでいる身には、確かに贅沢品だ。　↓　これはケニアに行って来たボランティア仲間のお土産。アフリカのコーヒーとチョコ。彼女はご主人の仕事の関係でケニアに住んでいたことがあって、そこで育った娘さんはお金が貯まるとケニアに飛んでいって、ケニアでスワヒリ語を勉強したり、ボランティアしたりしている。なんと今回は日本に帰るのに陸路を半年かかって帰って来るそうだ。陸路って、アフリカ諸国とかシナイ半島とかアフガン辺りも通るのかな？ブータンは個人じゃ入れないから無理だとしても、もちろんアジアも通ってくるんだよね。すごいな。勇気があるな。次はアフリカのコーヒーを飲んでみよう。今日のお茶のお供はシーキューブのクッキー♪

June 12, 2010

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私の生まれた日は何曜日？

先日テレビを見ていたら、タイのバンコクの話題。タイでは曜日に色が付いていて、月曜日は何色、火曜日は何色と決まっているんだとか。そしてみんな、自分の生まれた曜日と自分の色を知っている。ああ、それで納得！バンコクでタンさんに連れて行ってもらったお寺でお祈りの道具とお供え物を買った時のこと。蓮の花を備え、薄い布を巻き、線香をあげる。そして、このペットボトルの中身は何？オリーブオイルなんだそうだ。お寺の端の方に並んでいる仏像は１週間の曜日の仏様。そして、自分の曜日の仏様にペットボトルの中のオイルを掛けるんだとか。「ウサギさんの生まれた日は何曜日？」タンさんが聞いた。え！誕生日は分かるけど、曜日なんて知らない。仕方がないから全部の仏像にオイルを掛けてきた。知らないのは私だけ？みんな知ってる？本日のおやつ。夫から、「はい、もらい物」と手渡された菓子折り。ずっしり重い。それもそのはずお菓子は小さな薄皮まんじゅう。薄い薄い皮、ということはほとんどが餡子。岡山名物、大手まんじゅう。

June 10, 2010

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開け！孫！

毎週のキムさんの授業の中で、３月まで一緒に勉強していたイーさんの話題が出た。４月から横浜の調理士専門学校に通い始めたイーさんだが、日本語の専門用語が難しい上に、周りは１８歳前後の若者ばかりだから話題は「だれだれが格好いい」とか「アイドルが」という話題ばかりで話が合わない。ちょっと学校に入ったことを後悔し始めているという。じゃあ、３人でご飯でも食べて、ちょっと気晴らしさせてあげようとなった。観音崎のイタリアンレストラン、マテリアでご飯を食べておしゃべり。お料理の用語とか道具の名前とかたくさん日本語覚えたなあ。几帳面なイーさんだから完璧にやろうとして疲れるのかもしれない。お料理を食べながら、合間に、愚痴をこぼす。そうそう、どんどん吐き出して。すっきりするよ。一生懸命日本語で話す。３月までの授業の時は間違うのを怖がって遠慮がちに話していたのが、今は授業じゃないからか、話したいことがいっぱいあるのか一生懸命話す。写真はメインだけ。レストランを出て帰ろうとすると、「先生、まだ時間ありますか？まだおしゃべりしたい気持ちがあります」今度は浦賀のヨットハーバー、コーチヤへ移動してケーキとお茶とおしゃべり。実はそこはヨットハーバーでは無くてクルーザーハーバーなんだけれど。帰りの車で２人が言う。「調理学校で、（趣味の）トールペイントで、なかなか私達の日本語、日本人に通じないです。だから、すぐ、いいです。忘れてと言いますよ。」そして、「先生、お料理で孫を使った料理作りました」・・・・「それは多分ゴマ」「あ、ここの渡し舟はミチカタどのくらい？」・・・・・・・片道１５０円ですね。「先生は私達の日本語良くわかります。うれしい」そうですか。私はいつもの頭の体操になります。私もボケ防止になってうれしい。もっとボケ防止をしようと金曜日のＴＶでやっていた韓国の歌手グループのＣＤをイーさんに借りた。sg　wanna be.

June 8, 2010

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ホストマザーその２

ＰＣいじっていたら、ＭＳＮ　messengerでフランスのジルダから呼び掛けられた。「Hi, How are you?」「元気だよ、そちらは」「元気！何かニュースある」「うん、ブータンに行って来た」「ブータンはどこにあるか知っている？」「インドの近く」「なんだ知っているの？」「うん、webで調べた」なるほどね。若い人はほんとＰＣを上手に使う。英語でタイプしながら私と会話して、その間に分からないことは調べるんだ。「ジルダのニュースはある？」「うん、カナダに行くよ。Couch surfingするんだ」うん？何それ？カナダの海でサーフィンする？　webで調べなきゃ。そうこうもたもたしている隙に、「ホームステェイみたいなもんだよ、同じくらいの年代の人の所に泊めてもらうシステムだよ」とジルダが打ってきた。インターネット社会の世界中の知らないもの同士、旅行者に宿を提供するシステムみたいだ。へえ、インターネットってどんどん新しい生活を生み出していくんだね。でも、そのホームステェは宿だけ提供するんで、家庭の中に入って文化や習慣を共有するわけじゃないんだね。そしてそこにはもしかしたらホストマザーは必要ない？初めての知らない人の家庭でちょっと窮屈だけど、ちょっとどきどきだけど、暖かいもてなしと異文化家庭のなかで交流を目的にするのと、宿だけ便利に提供してもらい、お金の節約にするのと今の若者はどっちがいいいのだろうか。でもそのカウチサーフィンとやらもこれからのホームステェのあり方かもしれないなと少しは納得し、「カナダから絵葉書頂戴ね」と、打ち込んでいる日本のホストマザーであった。今日のおまけ。４月２５日にブータンから送った絵葉書が今頃届いた。ＥＭＳで送った荷物はとっくに届いたのに、葉書１枚に一ヶ月もかかっている。夫が「船便だったんじゃないの？」という。「AIR MAIL　と書きましたからね。それにブータンに海はない！」おおらかなのはいいけれど、ここまで来るとブータンしっかりしてくれと言いたくなってしまう。私が葉書を入れた首都ティンプーの郵便局のＰＯＳＴは、ひょっとしたらゴミ箱だったんじゃないかとあきらめかけていたさ中の到着だった。

June 6, 2010

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ホストマザーその１

５月の中旬の週末、外務省のプログラムで可愛い女子高校生が２人、中国からホームステェをしに我が家にやって来た。寧夏回教自治区からと事前説明があった。え！中国のど真ん中にイスラム教の人たちが住む自治区があるの？ちょっと驚き。そうすると去年のインドネシアの高校生に引き続きムスリムの人用食事ということになるのかなあ、豚肉はもちろん駄目、みりん、醤油はアルコールが入っているからだめかなあ「ハラル」食品なんて日本で見つけるのは大変と、まずそこから入ってホームステェ。高校生の女の子を受け入れるなんて、６、７年前のフランスのシンディー以来だろうか。寧夏の人たちは海を見たことがない、下手をすると一生海を見ないで過ごすそうだ。どこに行きたいと聞いたら迷わず「うみ！」海で故郷の友達に貝殻をお土産にするんだ長い間貝殻を拾っていた２人。フェアウェルパーティでは、私の横でスピーチするヤンヤン、感極まって泣きじゃくってしまった。シェイメイは私の腕をつかんで放さない。もうかれこれ６０人以上のホームステイヤーを我が家に受け入れただろうか。だんだん受け入れることに慣れてきてしまった。でも、初めて海外に出て、初めてホームステェする子供達にとっては、１番先に訪れた国は特別。そして１番先のホームステェのお母さんは特別なのだろう。忘れていた忘れていた、私の最初の頃の気持ちを。もう１度初心に返って、その子たちの気持ちを充分に受け止められるようにしなければ。人との絆を大切にする我が次女は、また今年も忙しい仕事の合間に休暇を取ってロンドンのホストマザー達に会いに行っている。留学期間を途中で延長したので彼女には２人のホストマザーがいる。どちらもホストマザーというよりも、かなりの年齢、ホストおばあちゃんかな？娘が日本に帰って来てから片方のホストファザーが無くなり、もう一方のホストマザーのボーイフレンドのハリーも亡くなった。今、２人のホストマザーはともに、シングルで暮らしている。だから、ちょっと連絡が取れなくなると娘はとても心配しているのだった。今年もまた、２人の様子を見がてら、泊まってくる彼女なのだった。

June 5, 2010

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ケーキやさん奮闘記

タイトルからケーキやさんが奮闘しているのかと思うかも知れないが、私の奮闘記。北品川のラフェクレール（妖精のお菓子屋さん）がオープンしたのは昨日。そして私の水曜日は１週間で一番忙しい日。日本語の授業、子供クラスと大人クラスがある。いつもは午前中に下調べをしたり教材を準備するのだが、この日は１１時のラフェクレールのオープンに行きたい。そして家にとって返して子供クラスに飛んでいかなければ・・・・。北品川までは電車に乗ってからも１時間は掛かる。そういうことで、前日から大人クラス生徒７人の教材コピー、子供クラス、ケイト、ミンシン、ラニー、ジニー、オーウェン、イーサン、リーアム、ローレンの教材コピーを準備しておいて、朝、ケーキ屋さん目指してまっしぐら。電車を降り、旧東海道の商店街に着くと、並んでいる並んでいる。店頭にはたくさんの人から送られた花がぎっしり並んですごく素敵。スタッフや増田シェフが一生懸命みんなに気配りをされていた。皆とっても親切で気持ちがいい。行列は１１時の開店にはずらっと最後尾が見えないくらいになってしまった。ケーキセットとしあわせの輪っか（マドレーヌ）セットを買った。店内で並んでいる時、「想いの木の写真撮ってもいいですか」と聞くと、いいですよと返って来たので、一枚パチリ。妖精も潜んでいた。ケーキを持ってレジの前に並んで私の番に成ったら、レジの鍵が開かなくなった。スタッフさんがあたふた。スタッフさんにはちょっと悪いが、「早くも妖精の魔法が！」と思ってちょっとうれしくなってしまった私だった。ケーキを抱えて電車に乗って、授業に間に合うように必死で返って来たのであった。しあわせの輪っかは子供クラスの学生ボランティアさんたちと一緒に食べた。ケーキは夫と母と私で。妖精の味がした。妖精のようなしあわせの味。食べた後は幸せになったから。

June 3, 2010

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旅の終着と起点

５月の週末、京都駅経由で大津駅に降り立ったのはいつもの東海道、弥次喜多（夫と私）２人だけではなくほかに３人の道連れがいた。娘達と長女の夫。最後を一緒に歩いてくれると言うのだが、どうだか。ちゃっかり泊まりの京都ホテルは「ウエスティン都ホテルのデラックスルーム」が良いとか、ホテルのコンシェルジュで聞いて夕食はおばんざいの食べられる美味しい店がいいとか。品川からの新幹線代、ホテル代５人分は結構出費で有った。おまけに京都間じかになって「荷物は京都駅のロッカーに入れておけばいいわよね」と娘が言う。見れば下げた布袋に宿泊用品一式。その夫はと見ればなんとこれから歩くというのにボストンバックを下げている。「ウェスティン都ホテルは東海道上に有るでしょ。京都駅は出ない」「えー！」ということでリュックサックを背負って来た私と夫が5人分の荷物をリュックに入れて背負うことになってしまった。ポーチ1つで身軽に歩く娘達＋その夫。なんかおかしい。「おおさかまで行ったら、リュック背負うの代わってよね。」私が言う。「大坂でいいの？じゃあ、京都より向こうだから背負わなくいいんだ」次女は地図に弱い。しめしめ。旧東海道大津宿。前回から間が空いてしまったので、しょっぱなから道を間違える。東海道にやっと復帰したと思ったら、「私達、琵琶湖を見たことがないよね」というじゃないか。私と夫は前回、ブログ友達のringoさんに連れて行ってもらって見たが、しょうがないからとりあえず大きく道を逸れて琵琶湖へ。ringoさんに教えてもらった東海道上に有るうなぎやさん、「かねよ」に寄りたい人が若干１名。鰻を奢ってもらえるなら是非寄りたい人が3名。かねよには普通に歩いても11時の開店前には着いてしまう。そこで琵琶湖から琵琶湖疏水を見学がてら三井寺見物をし時間を稼ぐ。　　人数が多いとどうしてこうもちゃッちゃっと事が進まないのだろうかと嘆きながら東海道に復帰した頃は寄り道し過ぎて12時を過ぎていた。蝉丸神社通過。神社の参道の途中に電車の踏切がある。面白いが神社には寄り道しない。鰻まっしぐら。「逢坂に着いたよ」次女に声を掛ける。「えー！」「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」百人一首は小さい時から家族でやっていたので次女も知っていた。しかし、それがどこにあるかとなると、私も知ったのはつい最近だった。「残念でしたね。ここはおおさかですから、約束ですからね」また、蝉丸神社。国道をそれ旧東海道の脇道に入るとすぐに「かねよ」が有った。うーんどうなのかな、鰻より卵焼きが大きい。どうせ諏訪の「古畑」と鰻の大きさ厚さを比べてしまい、味の結論は決まっているので、私はうな丼を注文しておいた。それに人よりカロリーを密かに抑える。鰻を食べて歩き出すと、また、蝉丸神社。だんだん大きく立派になる神社。そこからは旧東海道は山科に入る。「天智天皇陵が近くにあるけど寄る？」「うん、もちろん」全員一致で返って来た。寄り道しないわけないか。陵の入り口は東海道上に有った。そこからずっとひっそりした参道を奥へ進むと陵。東海道は暑いのに緑生い茂る参道は涼しく、小鳥の声があちこちから聞こえて来た。天智天皇といえば奈良と思い浮かべるがそうだった、大津近江の宮だった。習った歴史と地理がついて来ない。歴史だってきちんと地理を抑えなければどうして物事がそうなったか、どうして物事が起こったか分からない。陵を過ぎると大きく横道にそれ住宅地の中の細い道を進みやがて山道に入って行く。昔の面影は残っていない。もうすぐだ。もうすぐ京都。この坂を越えるときっと京都の町が見える。私には京都の匂いと町の喧騒が聞こえるもの。そして、フィナーレを迎えるのだ。そのあたりに来ると、リュックサックを背負った人々がたくさん居た。しかし、どの人も東海道の旅人ではない。私達と違う雰囲気を嗅ぎ取る。彼らは京都の歴史探訪の人たちなのだ。東海道の旅人とは違う。私は自然と足が速まるのを感じた。三条大橋はどうやって私達を迎えてくれるだろうか。このカーブを曲がると何度も来たことのある京都、蹴上げが見えるはず。10分後、私達は蹴上げにあるウエスティン都ホテルにチェックインしてホテルのカフェでウェルカムドリンクを飲んで、ホテルオリジナルケーキを食べていた。　いやあ、まだ、東海道は終わってないんですけれどね。ちょっと休憩。チェックインして荷物を置き、再出発。休んだことでちょっと気の抜けたサイダーのようになってしまったモチベーション。持続させねば。　三条大橋はもうすぐそこ。そしてラストは非常にあっけなくやって来た。夕暮れ時の三条大橋にはイベントで集う若者がぎっしり。Ｖサインして東海道完歩写真を撮るのも気恥ずかしい。人々は私達が東京から５００Ｋｍ歩いて来たのなど何もしらず通り過ぎていく。橋の上で感慨にふける静けさもない。皆、流れていく。「横断幕持ってこなくて良かった。恥ずかしいものね。」長女が嘯いた。道行く人に橋の上で家族写真を撮ってもらい、私達はそそくさと三条大橋を後にした。昔の旅人だってこんなものさね。橋の袂の弥次喜多がそう言っていた。東海道五十三次の旅パート1　　　　　　　完　　　　　　　　　　　　うん？パート１？思い興せば私が日本橋を出発したのは2年2ヶ月前。その時は1人旅。夫がボディーガードとして参加したのは箱根の関を超えるところから。夫はその区間歩いてないのだ。そういうことです。先週の土曜日、私と夫と次女は東京日本橋に立っていた。弥次喜多すごろく振り出しに戻る。

June 1, 2010

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