あんなに気を付けていたのに惨敗!その2
カフェバタビヤを出て、駐車場で待っていた運転手さんと合流。運転手さんの横に1人のインドネシア人が立っていた。運転手さんが私に言った。「この人はワヤン(伝統的な操り人形芝居)博物館の人でワヤンを見せてくれるって言っている」私は答えた。「今日はコタ地区にあるワヤン博物館は休みのはず。」「そうそう、知っている。だけどこの人が特別に横のガレージで見せてくれるって」私の心が「ちょっと大丈夫かな」と言っていた。でもわたしに当てがわれた運転手さんはやたら押し売りの手引きをする観光タクシーとは違うし、身元がしっかりしている。誠実そうな人だし、運転手さんがせっかく言ってくれているからと、横のガレージに行ってみた。入った瞬間、やっぱりね。大きな倉庫のほんの片隅にガラスケースが有って、ワヤンが並んでいた。彼は一生懸命ワヤンについて、ワヤンの作り方について英語で説明を始めた。うんうん、そうなの?説明を聞く。そのうち、説明がワヤンの作り方や材質の説明ばかりになってきた。ほら来た。そして、ついに「これ本物で良いものだから買わない?普段は博物館で売っているものだよ」ワヤンはお土産で買ってもいいかなと思っていたリストに中に入っていたから。買ってもいいかな。「いくらなの?」「日本円で2, 000円」しまった。今まで英語での説明にうなずいてしまった。ここで英語が分からない風はいまさら装えない。「高いからいらない」「本物の水牛の皮なのになあ、じゃあいくらなら買う?」「1,000円」「いやあ、それは無いよ。じゃあこうしよう。僕に1,000円。このガレージを掃除している人に300円。」「掃除?それは私に関係ないよ。床だってきれいになってないし」このやり取りを見ていた人のいい運転手さん、わたしをここに連れてきてしまったことをすまなさそうにうろうろしている。彼も今頃しまったと思っているに違いない。さて私はそのワヤンのミニチュアをいくらで買ったでしょうか?写真街を車で走るとびっくりすることがいっぱい。オートバイは2人乗りは当たり前、真ん中に子供を乗せたり、赤ちゃんを抱いて乗ったり、荷物をたくさん足の間に挟んで乗ったり。駐車中、車から覗いたら横に止まったオートバイはなんと5人乗り。