おすべらかし
雛人形話題第二弾
ナタリーがシュラインセール(骨董市なのだが神社でやってる事もあるので日本にいるアメリカ人はこういう)で買った木目込みの雛人形の女雛の顔が割れちゃったのでどうにかならないかという。
見せてもらうと、あらら見事に顔が割れている。木目込みは胴体は桐の木屑を捏ねたもので出来ているが、顔は石膏型抜きに胡粉を塗って出来ている。故に割れ易い。
どうにもならないねえ。
東京に行くついでがあったので浅草橋の人形材料店に寄って女雛の顔だけ探した。おすべらかしの髪型の頭だけ見つかった。
衣装が布で出来た雛は髪の結い方が平安宮中式の「おすべらかし」が多い。皇室の結婚式で見かけるあれである。木目込み人形の顔は幼い子供の顔なので自然に垂らした髪型が多い。
人形店に聞いてみたら、どちらでも良いんだというので、おすべらかしの「かしら」を買って帰った。
ナタリーに差し込み方を教えたら上手に胴体にくっつけた。
写真はウサギが昔、木目込み教室に通って作った木目込み立ち雛。大きいけれど、二体だけでお道具もないのでさっさと飾れる。
立ち雛 posted by (C)灰色ウサギ
ちなみにこちらも「おすべらかし」。