港に行こう
ちょっと暑くなったけど花の美しい季節。
帽子を被ってさあ、港の見える街に行こう。
一番前の車両に乗って、元町中華街駅を出ると、川を渡った本町のはずれに出る。目の前の林の緑に吸い込まれる階段を登ろう。
ハアハアと息が弾む頃、緑の木々の下に現れる花壇にはジキタリスや西洋オダマキ。
ついに階段を登りきると人々がお弁当を広げている広場に出る。そこから東を望めば本牧埠頭のたくさんのクレーン群が見え、少し目をずらすとベイブリッジが見える。ここは港の見える丘公園。
港の見える丘公園 posted by (C)灰色ウサギ
一息ついてハンギングの庭園を過ぎると、いよいよバラ園がに突入。バラの根元にはジャーマンアイリスやカンパニュラが咲きイングリッシュガーデンを形成している。
港の見える丘公園 posted by (C)灰色ウサギ
様々な名前のついたバラ園を回廊して公園を出ると、名所をめぐる観光巡回バスの赤い靴号が待っていた。けれど今日は乗らない。
赤い靴号 posted by (C)灰色ウサギ
赤いレンガの岩崎ミュージアムの横を通り、外国人墓地の前で元町公園方面に曲がる。外国人墓地を見学したい人はそこから入ることができる。港ができた初期にここにはたくさんの外国人がやって来た。異国で死ぬとわかった時はどういう気持ちだったのだろうか。
山手十番館から、資料館、聖公会、山手23番館、エノキ亭、エリスマン邸、ベーリックホール邸と巡る。いくつかの建物はレストラン、いくつかの異人館は公開されているから中に入って部屋べやを巡り、タイムスリップしよう。
IMG_2756 posted by (C)灰色ウサギ
フェリス女学院の先のカトリック山手教会では日曜礼拝をしている。そこからちょっと寄り道。道を奥に入ると、大きなタブノ林の中にテニス発祥の地のテニスコート、あちこちでテニスをする音が聞こえる。そこにも洋館がある。山手68番館。
道を戻って先に進む。目指すはイタリア庭園。庭園の中にはひときわ目立つ外交官の家と林に埋まるように建てられたブラフ18番館。
イタリア庭園 外交官の家 posted by (C)灰色ウサギ
ほとんどの異人館が丘の上の道に沿っていて神戸のように斜面に建っていないので、一度丘に登ってしまえば巡るのは簡単だ。
異人館めぐりを終えたら丘を降りよう。
石川町駅。東に方向を戻して、元町通りを歩く。
川を渡って今日は南門から中華街に入る。
お昼はよりどりみどり。好きなレストランに入ろう。テレビでやっていた硬い焼きそばにしようか、飲茶もいいね。
今日は友人の周さんの茶店には寄らないで中華街を出る。
左手に横浜球場の緑を見て、港と平行な道を歩きいくつかの道路を横切ると、緑の並木に出た。歩道の木陰にはオープンテラスを出したカフェやレストランが有って、広い歩道はバラ園と化していた。
シャンゼリゼみたい?いやあ、もっと美しい。凱旋門は見えなくても。
日本大通 posted by (C)灰色ウサギ
去りがたい思いで歩みを進める。ランドマークタワーが見えて来た。桜木町。
おや、汽車道のはずれに係留されているにっぽん丸は今日、帆を張っている。総帆展帆。
ちょうど帆をたたみ始めたところだった。早く早く写真を。この帆張りは全てボランティアがやっている。
総帆展帆 posted by (C)灰色ウサギ
ドックヤードの横ではいつも大道芸をやっている。
クイーンズタワーに吸い込まれたら、帰りはみなとみらい駅から。