喫茶店
この頃はご隠居と24時間ほとんど一緒にいる。ウサギのzoom授業の時だけ隣の部屋に行ってテレビ見ているが、終われば居間に帰ってくる。なぜか医者もほとんど一緒に行く。車で行って駐車場に入れて、どっちかが近くの喫茶店で待っている。ご隠居はマックとかドトールで待っている。先日ウサギはご隠居が医者に行っている間、勉強しながら待っていた。ドトールもマックも人の出入りが激しい。そこでアーケードの階段を上がったところに有る昔ながらの喫茶店に入った。広くて、お客が少なくて、多分常連さんしかいない。あっちの端でもこっちの端でも、年配のご婦人グループが大きな声で話していた。歳とると皆んな耳が悪くなるから声も大きくなるのだ。ご隠居が戻ってきて言った。「よくこんなにうるさいところで勉強できるね」。いやいや、ウサギが来るより前からずっと喋っているから、この喫茶店は客の回転が悪い。と言うことは自分も場所変えずにずっと勉強していられるんだ。コーヒーもおかわりできるから、長居しても嫌がられない喫茶店なんだ。こんなに広いから話し声も気にならない。読書灯も貸し出してくれるぐらい薄暗いから、ひっそり勉強していても誰も気にしない。ものの考え方って、一方方向じゃないんだ。何がその人に価値あるかは人によって違う。で、カードが使えないからごぞごそと現金でお茶代を払った。コインの財布を持たないからこういう時はちょっと不便。