うつの分類が変わったー大うつ病、気分変調症、双極性障害
NHKのきょうの健康のテキスト10月号を見て驚きました。うつの分類がこれまでと違うのです。●大うつ病:狭い意味での「うつ病」で、重いうつ状態が続くのが特徴です。3つのタイプのなかで患者さんがもっとも多い。●気分変調症:うつ状態は比較的経度ですが、症状が長く続きます。大うつ病よりも抗うつ薬が効きにくいことが多く、薬が効かない場合は、患者さんの置かれた環境の調整や、精神療法などを主体にして治療を行います。 精神療法にはカウンセリングや認知療法があります。●双極性障害:かつて「躁うつ病」と呼ばれていたタイプで、時期により症状が異なり、気分が高揚した「躁状態」と気分が落ち込む「うつ状態」とが現れます。主に気分安定薬を用いて治療します。 これをみる限り、よい薬が見つかり、うつが治りやすくなったということはまったく見当たりません。現実、そういう状況だから、分類を変えたのでしょうか。 ここではうつ病といった場合、大うつ病をさすのだろうと思います。 いちばん分からないのが、気分変調症です。症状が軽くなおかつ抗うつ薬が効かないうつ状態が続くとあります。このような方はカウンセリングか認知療法がよいようです。しかし、カウンセリングは保険がきかないことが多いですので、費用の負担が気になります。 この分類があたっているとしても、果たして、精神科の医者のどのくらいが、これを見分けることができるのでしょうか。 私の場合は双極性障害です。1型と2型とあります。私の医者は、ふたつとも同じだというような言い方をします。まだ、自分の病気の本当の姿はわかっていません。2年間、安定していたということだけです。