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全世界を震撼させた911事件から10年近くが過ぎましたが、こ
の事件をめぐる謎はほとんど解けないままです。例えば幾重にも張 り巡らされた防空体制がなぜ当日だけ機能しなかったのか?まるで 50年前、日本の真珠湾攻撃を察知しながら、わざと防がずアメリ カ国民の怒りを利用して太平洋戦争に突入した事例とそっくりです。 ところでイラク戦争では3000人を超えるアメリカ人が犠牲にな っていますがアメリカの軍産複合体は戦争や石油利権に絡むイラク 復興事業で膨大な富を得ています。またイスラエルやその代理人で あるネオコンにとって、最も厄介な敵であったフセイン大統領を抹 殺したことは大きな政治的意味を持っています。 911のテロ戦争に対する米政府の対処のしかたを見ていると、イ ラク市民を無差別爆撃などで数万人殺害するなど、国民の反感をあ おる占領政策をやっています。ひょっとすると敵であるはずのテロ 組織をアメリカの諜報機関が支援し軍産複合体にとって都合のいい テロ戦争をなるべく長く続けさせたいのではという疑念が起こりま す。 アメリカはかつてレーガン政権時代に諜報機関が敵国であったイラ ンに武器を売却するというイランコントラ事件という大スキャンダ ルを起こしています。また映画監督のマイケルムーアは「華氏91 1」の中で、テロリストの首領ウサマビンラディンと関係が深いサ ウジアラビア王家とブッシュ政権の濃密な関係を暴露しています。 さらにイラク戦争ではパキスタン政府が熱心にアルカイダの検挙を 行っていましたが、米当局はパキスタン政府に協力するアルカイダ の逆スパイの名前をニューヨークタイムスにリークしています。こ のケースなどは本気でアルカイダを退治しようとするパキスタン政 府を米当局内の誰かが妨害しているとも考えられています。 さらに911事件後アルカイダのメンバーが多数逮捕、起訴されま したが、いずれもテロ計画に関与したことを立証できず、ほとんど 無罪になっています。そこで911事件は表向き「イスラム過激派 による反米テロ」となっていますが、実はアメリカ政府内の一部に よるイラク侵攻を正当化させる陰謀という説も唱えられています。 思い起こせば40年前に起きたケネディ大統領の暗殺はオズワルド の単独犯行で片付けられましたが、ケネディのベトナム撤退に反対 したジョンソン副大統領と軍産複合体の陰謀であったという証拠が 数年前に公開されています。911事件の真実が解明されるのもひ ょっとすると30年くらい先になるのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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