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カテゴリ:雑念
お寺の本堂の廻りに五色の垂れ幕が...これは何? 参道には白・赤・黄・緑・紫の五色の幕が張り匝らされております。 せっかくなので検索! ---------------------------------------------------------- この五色は五正色(ごしょうじき)とか五大色(ごだいじき)ともいい、正式には緑色は青色で紫色は黒色となるそうな。 この『白・赤・黄・青・黒』の五色の意味については、大まかには二つの系統の考え方が伝えられ。 一つには中国の五行説に関連づけられたもの。 鯉のぼりの吹き流しの色は、言うなれば魔除けの色です。 五色というのは古来中国の「五行説」に由来しており、 水・金・地・火・木を意味する色で、現世をなす大事な要素と考えられています。 日本の神道でも同じような深い意味を持つ色です。 古代中国発祥の五行説というと、現代人である私達には縁遠いような気がしますが、ちょっと紐解いてみると、結構私達の生活に根付いた風習が浮かび上がってきます。 二つには真言密教の説に基づくものであり、いずれも、先の五つの色によるものです。 このうち、真言密教に基づくものが、「お不動さまの幕に関係する五色」となると思われます。真言密教における五色とは、金剛界曼茶羅の五仏に関連するもので、すなわち、白は中央の大日如来を、青は東方の阿閃如来を、黄は南方の宝生如来を、赤は西方の阿弥陀如来を、黒は北方の不空成就如来と、その持てる徳をそれぞれ表すというものです。また、密教の五大(五輪)説とも関係づけられてもおり、その五大説とは、すべての存在は地大、水大、火大、風大、空大によって構成されていると説くもので、地を象徴するものとして方形(四角)と黄、水は円形で白、火は三角で赤、風は半月で黒、空は団形(宝形)で青とされます。これを下から順に重ねると五輪塔となり、大日如来のお姿そのものとなります。 そしてこの大日如来と不動明王とは同体である事とから、この五色はお不動さまの色であるとも考えることができるのです。 五色にはこのような意味があるそうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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