地図に載らない街の少女 moom瑠 にインタビュー!
今度、SHIBUYA apple store でもライブパフォーマンスを行う注目の女性音楽家moom瑠(ムームル)さん。 新作アルバム『qoo気めくり』 の発表を控える彼女にインタビューしました。moom瑠 (ムームル)とは、現実と幻想を浮遊する物語の視点から、視角と聴角を超えた音風景を模索するソロプロジェクト。風にのる七色の粒、灰色の空気を変える存在など、少女だけが感知しえた様々な空気をきりとった、繊細でオリジナルな楽曲集『qoo気めくり』が2005年12月にリリース予定!moom瑠(むうむる)+ + + + + + + + 現実と幻想を浮遊する物語の視点から、視覚と聴覚を超えた音風景を模索するソロプロジェクト。 2001年、ラップトップ、シンセサイザーなどを使用し、その音をバックに歌うというスタイルでライブ活動を開始。2004年、竹村延和のレーベルchildiscからリリースされたコンピレーションアルバム「childisc vol.8」に一曲参加。また、自身によるインスタレーション、アートパフォーマンスや映像とのコラボレーション、ライブイベントの企画をするなど、幅広く活動を行っている。 + + + + + + + + それでは、moom瑠さんのインタビューをお届けします。 interview by ナパームデス子(絶滅寸前の音楽記者)Q1 moom瑠 (ムームル) さんは、今回、clayから, アルバムをリリースしたわけですが、moom瑠 さんのいままでのキャリアをかんたんにご紹介いただけますか? 元々ピアノを幼少から習っていたのですが、20歳の頃にシンセサイザーやサンプラーを使ってショートループの曲なんかを創りためたりしてました。 その後、音楽意外の表現にも興味が湧いてきて、地元の、一般公募のギャラリーの展覧会などに音と文をつかったオブジェや、インスタレーションを発表したりしてました。 そうした事が切っ掛けで、2001年から本格的にライブ活動を始め、2004年までの間、主に地元のクラブやライブハウスなどで、i bookとグルーブマシーンなどの音をバックに、唄を歌っていました。(また、アートパフォーマンスや映像とのコラボレーションも体験しました。)現在は東京で活動の場を徐々に拡げていっているといった感じです Q2 音楽のディスコグラフィーを教えてください childisc compilation album vol.8 CLAY qoo気めくり Q5 moom瑠 さんの歌詞はひじょうにユニークですが、 1 no oo on(ノーウーオン) 2 粒のヒミツ 3 ママまつ毛cloud 4 シモンの風 5 藍色qoo木:顔色page 6 indigoマゼラン:アスファルト の曲ごとの作詞メモ、インスパイアされたこと、などあればできるだけ教えてください。 1 no oo on(ノーウーオン) いろんな意味を持つ、『始まり』の音です。 2 粒のヒミツ 「ある日、コップの水を眺めていたら、いろんなものが見えたのです。」この曲は元々、昔創った「雨粒の中の旅物語」という、6曲構成からなる組曲の中の一曲なのですが、まず、この組曲の為に短編小説を書き下ろし、次に絵コンテを作り、それから曲創りにとりかかりました。私の処女作とでもいうべき作品です。 3ママまつ毛cloud 当然のような日常と流転について詩った曲です。 4シモンの風 宮沢賢治の「どんくりと山猫」というお話にインスパイアされてます。 5藍色qoo木:顔色page 表の自分と裏のじぶん。 この感情の理由でさえ、つかめない。「何故、私は今泣いているのか。。。」私は私のページをめくる。 6 indigoマゼラン:アスファルト 道路という場所は、他の空間に比べ、特殊な時空が広がっているように私には見えたのです。 Q6 今後のツアー予定を ツアーの予定はないですが、1月は福岡でのライブが決まっています。 Q7 今回 のジャケットをてがけられている方について教えてください 丸山勇治君と言います。以下、彼のプロフィールです。 1978年千葉生まれ。北九州在住。99年よりペインティングやサウンドインスタレーションを制作発表。 音楽活動にも積極的でソウル兄弟(http://www.k5.dion.ne.jp/~akichi/)というバンド(ドラム担当)としてステージに立つ。美術、音楽という異なる二つのジャンルに共通しているのは、グルーヴを感じさせながら、そのリズムを脱臼させるかのような、ナンセンスなモノが表出してくるプロセスの様であり、その瞬間をテーマとして掲げつつ、現在に至る。横浜トリエンナーレのオープニングイベント「なかにわろっく」にソウル兄弟で主演。 Q9 気になる女性音楽家、その音楽が好きな女性音楽家がいれば教えて下さい Julie Doiron、damedarcy Q11 いま 気になる音楽家7人を 教えてください 七尾旅人です。 Q12 好きな画家、アーティストベスト3を 岩井俊雄,草間彌生,lynnfox Q13 好きなアニメはありますか? アニメ映画でも ジブリ作品は好きです。あと、チェブラーシカ。 Q14 いままでで一番気になった映画は? ベルリン天使の詩 Q16 架空の世界で好きなお店をやるとしたらどんなお店ですか? 触感を売る店を開きたいです。 たとえば モコモコとか、フワフワ とか、しとしと、テラテラ。 お客さんは、その、さまざまな触感を与えるためだけに創られた物体を、店内で試触して、自分の肌の触覚が好む触感物を買うのです。 Q17 今後ライブをしてみたい国、旅行してみたい国はありますか? 特にこの国、っていうのはないですが、ヨーロッパでライブしてみたいです。 旅行してみたい国は、フィンランド、チェコ。 Q21 音楽以外でいま一番きになっていることを教えてください 空気の窓から覗いてる、ひかりの行方。 ーーーーーーーーーーーーー以上、インタビューをお送りしました。以下は、本人による紹介の続きです。cubase(音楽ソフト)で音を創って、詩(ウタ)を謡っています。 昨年リリースされたchildisc vol.8に一曲参加させてもらいました。 http://www.rainbow-e.co.jp/artists/if_childisc.html 360°recordsとcommune DISCの共同レーベル、CLAYより、12月5日にアルバム「qoo気めくり」がリリースされます。 12月5日は、私の初のアルバム「qoo気めくり」のリリース日!(CLAY) そして、翌日は。。。 apple storeでインストアライブ「metallic love」 12/6 wed 20:00~21:00 @apple store SHIBUYA http://www.apple.com/jp/retail/shibuya/month/200508.html LIVE: ASIAN BEAUTY(吉田アミ)、 moom瑠 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上ご本人からの情報です。apple store のライブを毎回楽しみにしている方、apple store GINZA でのいろんなアーティストのライブを楽しまれてきた方も多いと思いますが(映像作家yoshirumachine と 女性音楽家/エレクトロニカ作家 miroque と mas の山田氏(flyrec)のコラボライブも素晴らしかった!)、apple store SHIBUYA のライブもお楽しみに。以下は、clayから「qoo気めくり」について『qoo気めくり』という不思議なタイトルは、 childisc のコンピレーション『childisc vol.8』にも参加している女性音楽家 moom瑠による 1stアルバムのこと。moom瑠 (ムームル)とは、現実と幻想を浮遊する物語の視点から、視角と聴角を超えた音風景を模索するソロプロジェクト で、この『qoo気めくり』は風にのる七色の粒、灰色の空気を変える存在など、少女だけが感知しえた様々な 空気をきりとった、繊細でオリジナルな楽曲集。 エレクトロニカ世代でありながら、童謡、民族音楽、電子音楽、ビョーク、東欧の音楽.. 様様なルーツが感じられる彼女のサウンドは 、『アラビアの夜の種族』で日本SF大賞と推理大賞のダブル受賞した 古川日出男の『ベルカ、吠えないのか?』 や、来世紀の宮沢賢司の世界のようでもあり、奇妙なファンタジー作品にいつのまにかほうりこまれたかのようなトリップ感にあふれたもの。 ユーラシア大陸中の[同類]が、極東の地を目指す前代未聞の「密航小説」である『ベルカ、吠えないのか』世界との奇妙な風の交差 他の女性エレクトロニカ勢と比べて、彼女の音世界は かなりコズミックな少女都市 の景色がずっと連鎖していく楽しみがあります。 無数の駱駝の数を数える少女.. マゼラン銀河の風に乗り、 インディゴブルーのアスファルトで想う少女 『星の王子様』と『ファンタスマゴリア』の 21世紀チルドレン!? 果てなく続くめぐりゆく インディゴマゼランアスファルト少女音楽! 「地図に載らない街」の少女エレクトロニカ もうひとつの少女都市 で透明化する未来の少女 「qoo気めくり」お楽しみに!入手:360records@mail.goo.ne.jp