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去年くらいまでのTVや新聞の報道だけだと、
耐震偽装問題ってもう終わったんじゃない?とか。 最近だと、 アパグループのホテルが偽装されてたんだね~でも、アネハも水落も関係ない建物なら大丈夫だよね・・?とか、思いがちだとう思う。 (私も、忘れかけてたし) 終焉に向かっていた?はずの耐震偽装問題。 でも、去年暮れにイーホームズの社長の藤田氏が、偽装問題の真相を 告発する本を出版。 ・・タイトルは「月に響く笛 耐震偽装」 私はこの本を読んでいないけど、 JANJAN(インターネット新聞)に藤田氏が告発する偽装問題の真相が少し載ってた。 それによると、 耐震偽装事件は「大臣認定の構造計算プログラムの問題」から引き起こされたものだったらしい。 なぜなら 「このプログラムでは、耐震数値(※1)に、求められているより低い数値を入力しても正常に作動することがわかった。つまり、そもそも建築基準法違反の建物の構造計算書を作ることができるプログラムということ」だったからだ。 *詳しくは、JANJANを参照 この話が本当なら 今までの報道は嘘だった、 ってことになるのですが・・? (=-=;A) そういえば、 建築基準法って、もともと変な法律だからナ・・。 住民にとっての住みやすい町づくり(都市計画)よりも、 利益率の良い建物の建築の促進に重きをおいた、建築業者側寄りの法律なんだよ~。 それに、建築確認の制度そのものに、問題が内在していると思う。 年々、効率を重視して、建築許可の手続きの簡略化はすすんでいるのに、 かんじんな建物の耐震性をチェックするプログラムの欠陥を国が見落としてたなんて・・。 しかも、手続き簡略化の流れで、構造計算書の計算過程は審査の対象外だったらしいヨ。それなら、そもそもアネハは計算過程で偽装してたんだから、どこの審査機関も見抜ける訳無いじゃんって話だよね!? (この辺の事情は、言の葉の幹を捜すさんのブログがわかりやすいです。ぜひ参照^^) じゃ、どうして、 民間の審査機関のイーホームズだけが指定取り消しになったんですかね。 偽装を●件以上見抜けなかったら指定取り消しとかいう規定が、特にあるわけでもないのにネ。変なの~。(ERIとかが生き残ってる理由が知りたい。) それに、「不正の手段で(検査機関の)指定を受けた」ケースに該当するからっていうのも、指定取り消しの理由だったみたいけど。それも、今では裁判所の判決でそれは否定されてるわけだし。 (一番厳しい処分であるはずの指定取り消しの理由に、根拠が見当たらないってことは、かなり問題でしょ・・?) ところで、ここ数年の日本では・・ 建築関連も、(ご多分に漏れず)かなり規制緩和がされてきた。 集団規定より性能規定を優先。 それにより、高層住宅を建てやすくしたりした。 (例えば、天空率を採用して容積率UP。その結果、マンションなどの延べ床面積を増やして土地の"有効活用"。・・建築基準法の『改正(規制緩和)案』は「まちづくり」に合わない建物が建ってしまう弊害があるって、専門家からも指摘があったのに、なぜだか採用されちゃった。) 規制緩和って 結局、業界の思惑を反映したもので、 みかえりに政治献金を集めるいつものパターンなんけど・・。 (ちなみに「美しい日本」とか言ってる人がいるけどさ。そんなのは偽善だと私は思う。あと、「生活維新」とかも。最近、イメージ先行で具体的に中身が伝わってこないのは、全部「偽」だと思う事にしている・・。) あ”~・・「偽」装問題。 根が深い。 もう少し詳しい話は、 棒に怒る日本人さんのブログが、わかりやすいのでお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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