カテゴリ:コンサート・音楽
昨夜、『三枝成彰クラシックライヴ』に行ってきました。チャリティーコンサートです。
残念ながら三枝さんは音楽監督とトークだけで、演奏はソリストの礒絵里子(ヴァイオリン)、水谷川優子(チェロ)、小柳美奈子(ピアノ)の三人でした。 チェロの水谷川さんは、皇后陛下美智子様と一緒にチェロを演奏したこともあるそうです。 ちなみに、愛子様もチェロを練習してるみたいですね。 演奏曲は14曲だったのですが、三人ともお綺麗なので演奏する姿を見ているだけでも十分でした。 演奏を聴く座席というのは、真ん中あたりがいいんでしょうけど、私は視力が悪いのであえて2列目のヴァイオリン奏者の前に座りました。(招待券で自由席だった) 指の動きや衣装の細かい部分までが見え、視界に余計なものが入らないので集中できます。友達から「5列目くらいがよかったのに」と言われましたが、それだとボンヤリしか見えないので。しかも眠らずにすみましたし。 アンリ・ヴュータンの『アメリカの思い出』という曲があったのですが、これは邦題の『アルプス一万尺』。 三枝さんの解説によると、『アルプス一万尺』という曲はアメリカ第二の国歌なのだそうですね。知らなかったわ。ペリーが来航して横浜に上陸した時、この『アルプス一万尺』が演奏されたのだそうです。 帰宅後に検索してみたら、久里浜に上陸したのは総勢500名で、星条旗と軍楽隊を先導として、国書を持つ赤い服を着たペリーと護衛らの隊列が続いたと書いてあった。 ペリーの来航は知っていても、500人も上陸して、こんな曲が演奏されていたとは知らなかったわぁ。しかも、あの「♪アルプス一万尺、小槍の上で、アルペン踊りをさあ踊りましょ♪・・・」。 第二の国歌と言われるほどの曲に、日本人はどうしてこんな詩をつけたんでしょうねぇ。(笑) そういえば、南北戦争の英雄であるジョン・ブラウンの死体を乗越えて出撃するという歌に、 「♪権兵衛さんの赤ちゃんが風邪ひいた~♪」と『権兵衛さんの赤ちゃん』にしてしまう日本人のナゾの面白さがある。(笑) ハイドンの『ピアノトリオ第39番ト長調』の演奏後の解説では、ハイドンはウィーン少年合唱団にいた時、声変わり前に玉々を取ってしまおうかと思ったらしい。 音楽に疎いので知らなかったが、去勢して高音を保つことを「カストラート」って言うそうですね。 昔、200年間女性は歌ってはいけない舞台に上がってはいけないという時代があった為に、去勢する人が多かったとか。200年間も差別されていた女性の歴史。 三枝さん曰く、「ニューハーフになりたい人は声変わり前に手術しておけばいいのに(笑)」 クラシックを聴くって、時代背景歴史を勉強するってことなんだなぁ。面白い!って思いました。演奏の感想よりも、そっちに興味が行ってしまう私なのでした。 ドリカム中村正人さんの『LOVE LOVE LOVE』も演奏されました。 「アレンジの印税が2割なんですよ」と三枝さんが言ったのですが、具体的にどういう計算で2割という金額が算出されるのか教えてもらいたかったです。そこのところをとても知りたいですね。 一つだけ残念だったのは、三枝さんのトークが下手なこと。もうちょっと話し方を勉強して欲しいかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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