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砂糖と塩を間違えて鍋に入れたことがある。
風呂のスイッチを入れたつもりが、入ろうとして蓋を開けると、お湯が全く入っていなかったこともある。 サザエさんのように、財布を忘れてスーパーに買い物に行ったことも何度かある。 自分を「うっかり八兵衛」または「忘れん坊将軍」と名乗ってもいるが、この程度の失敗なら誰にでもあることだろう。 さて、即席麺の「ペヤング」に虫が混入していたという問題で、全商品販売休止というニュースが流れていた。 もう何年もこの即席麺を食べていないのだが、二十年前に、わが家でも「ペヤングやきそば事件」が起きた。 ある日、私がお茶を飲もうとした時である。 ポットのお湯を急須に注ぐと、なんだか変な匂いがする。 急須から湯呑茶碗にお茶を注ぐと、また何か匂う。 お湯がおかしい。ポットのふたを開けて中を覗いてみた。 すると異物が入っているのが見えた。なんだこれは。 未使用の湯呑茶碗に、ポットのお湯を移してみると、そこに青のりが浮き、お湯の色もわずかに油っぽいような気がする。 あれ? 誰が何か入れたか? 二階にいる息子を呼んで聞いてみた。 すると何ということだ。 ペヤングソース焼きそばを作った時に、お湯を入れて麺を柔らかくした後に、そのお湯をキッチンに捨てずに、ポットに戻したと言う。 ええっ! なんで? なんで入れるわけ? 「だってお湯がもったいないと思って」 「馬鹿も~~ん! あのお湯は捨てるものであって、また使えるわけがないじゃないか!」 娘が隣で笑っている。 うっかり八兵衛が息子を責めるのは忍びないが、母親なのでついつい大声になる。 息子が中学一年の時の出来事であった。 そして、息子はますます台所を避けて成長してしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.12 09:35:54
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