『南極料理人』を見てきました。
面白かった!! 楽しかった!! 幸せな気分で映画館を後にしました。もう一度見たいです。 南極観測隊に参加した、西村淳原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化したもので、昭和基地から1,000kmも内陸へ入った、標高3,810m、平均気温-54℃、富士山よりも高い場所にある「ドームふじ基地」が舞台である。ペンギンもアザラシもウィルスさえも存在しない白銀の陸の孤島に、突然単身赴任することになった調理人(堺雅人)。日本までの距離14,000km。究極の単身赴任である。気象学者、大気学者、医者、雪氷学者、車両担当・・・・400日以上生活を共にする、8人の越冬隊員達の暮らしぶりが実に面白い! 限られた生活の中で、おじさん達の楽しみは唯一食べることである。むさくるしいおじさん達の、料理を心待ちする姿やほころぶ顔がなんとも可笑しい。何か大きな事件が起きるわけではないが、一つ一つの言動が絶妙で、セリフや態度がとてもリアルで、よく出来た脚本だと思った。特に、娘役の小野花梨ちゃんが、実に上手い!! こんな上手い子役がいたのかと驚きであった。単身赴任を喜ぶ、妻役の西田尚美もなかなかいい味を出している。一癖も二癖もある役者達、生瀬勝久、きたろう、高良健吾・・・ 男という「いきもの」は、実に面白いものだなぁ。『かもめ食堂』で料理を担当した方が、この映画でも美味しそうな料理を披露。映画を見た後は、絶対ラーメンが食べたくなる。そんな映画です。