カテゴリ:♪本の覚え書き♪
日本人少女が失踪。誘拐か、テロの序章か? ローマ、ナポリ、アマルフィ海岸ーーイタリアを舞台に壮大なスケールで描かれるサスペンス超大作! 外交官・黒田が見出した事件の全貌とはーー。 フジテレビ開局50周年記念映画、原作本! 真保さんの最新作が出る!と、知ってすぐに図書館へ予約して手に入れた本です。 なので映画が作られているとはこのときはまだ知りませんでした。 先日N○Kの『世界ふれあい街歩き』で、この「アマルフィ」の気候や街並みを見ていたおかげで、冒頭一行目で一気にアマルフィへと吸い込まれました(笑)。 あとがきにあったのですが、この本は開局50周年を迎えたフジテレビが、「ホワイトアウト」の時のように織田裕二を主演にして、全編イタリアロケで製作するために真保さんに依頼されたようです。 読んでいるときは映画のことも配役も知りませんでしたが、人物像を頭に描くときなんとなく今をときめく俳優がすんなり浮かんで読めます。 読み始めるといきなり事件です(笑)。 この辺はまさに踊る大捜査線ばりの展開で、主人公黒田は誘拐された少女の母と走りに走り、事件の裏、さらに裏を読みながらイタリアをまたにかけところせましと飛び回ります。 イタリアで事件はおこりますが事件の内容は日本的。場所が豪華なアマルフィという感じです。 さすが映画前提。スピード感に迫力ととってもおもしろいです。 一気に読めるし、「ふむふむ」と読み終える楽しい読書時間をすごせます。 しかし過去の作品から考えると真保さんの小説としては普通な感じがいなめないってとこでしょうか。。。 フジテレビの力作ということは映画ではきっとすばらしい風景が広がっているんだろうなぁ 映画館の大きなスクリーンでぜひ見てみたいなぁ!と思わずにはいられない小説でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[♪本の覚え書き♪] カテゴリの最新記事
|
|