トラットリア・にこにこおいちゃん

先週の金曜日の晩。
僕は奥さんの会社の部長宅におりました。
「ボジョレーの飛びっきりが手に入ったから来いっ！」という、
それは嬉しいお誘いを受けたら行かない訳にはいきません。
ただしねー、ボジョレーってそんなに好きじゃなかったんですよー。
この日まではネ。
この日を境に人生観が変わってしまった程の晩でした。

実は何本もワインを空けてしまったのですが、
その中でも最高の3本を紹介しますね。


ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール2006フィリップ・パカレ

「ロマネ・コンティの醸造長に！」
との誘いをあっさりと辞退したフィリップ・パカレのボジョレー！
まず、これを飲んでボジョレー・ヌーヴォーの見方が変わってしまいました！
ウマイ！フルーティー！香りが新鮮で瑞々しいっ！
こういうのなら、美味しく頂けますよ確かに。

ただ、これに留まらなかったのですよ、この夜はね。


ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール2006ルロワ

ブルゴーニュでも間違いなく最高クラスのルロワの当主
マダム・ルロワが厳選したボジョレー・ヌーヴォーです！
品質を上げる為に収穫量を低くし、瓶詰めはブドウ本来の味わいを残す為、
ノン・フィルターで行なっているそうですよ。
ヌーヴォーなんてお祭りワインに過ぎないと思っていた僕は、
これを飲んで驚きモモの木状態！
葡萄本来のフルーティーな香りが高級なフレグランスの如く
お部屋一杯に広がるのです。
ああ、飲んで幸せを感じられるなんて、そう何度もある事ではないですよね。


ラ・クロワ・ド・ボーカイユ2002

そして、とどめはコレです。
ご存知シャトー・デュクリュ・ボーカイユのセカンドワイン。
格付け第2級の実力は、セカンドワインと言えど侮れません。
っていうか、僕にはコレで十分最高の気分を味わえます。
どうして葡萄でこういう味になるのかと思うほどの、
スパイシーで濃く深い香りと味わい。
やっぱ美味しいワインは人を幸せな気分にさせるだけの実力があります。

はあ、幸せ、シアワセ・・・・。

でも、翌朝は飲み過ぎで地獄の様な午前中を過ごした事はナイショだ。