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カテゴリ:ブラジルっぽい話題
ブラジル、特にサンパウロでは基本的に物捨てまくりんぐ。
ブラジル人自身「街全体が巨大なゴミ箱」と言ってのける。 ゴミ回収業者もいるにはいるが、都市部以外では追いつかない。 よってそこらじゅうに水溜りができ、タイルは剥がれ、 ネズミが走り回り、タバコの吸殻はつもり、生ゴミは腐って変な汁を出す。 こんな街を綺麗にしようと立ち上がったのが、 「ブラジルを美しくする会」の面々だ。 イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏が立ち上げた、 「日本を美しくする会」のブラジル支部である。 僕も何度か取材に行ったが、彼らの活動は徹底している。 まさに重箱の隅をほじくり返すかのごとき掃除方法で、 街のごみを回収していく。彼らが活動した後にはうっすらと光すら見える。 ちなみに日本の活動をテレビで見たが、トイレ掃除を素足でやるらしい。 その方が、徹底的に綺麗にしようって気になるのだそうだ。 さて、今回は編集長から直々に命令が下った。 「彼らが活動を拡大するらしいから、おまえ明日行って取材してこい」 彼らの活動は人が多いとやりにくい。 自然、人通りの少ない早朝に行うわけだが…。 僕は現在風邪をひいていて、朝起きるのがまた辛くなっている。 かといって編集長命令に逆らうわけにはいかない。 眠い目をこすり、早朝のプラッサ・ダ・リベルダージに向かった。 誰もいない。 近くにいた子供からソフトクリームをむしり取り、耳にあてる。 「とぅるるる とぅるるる」 「こんな朝からどうした、ドッピオ」 「ボス、誰もいないんですけど」 「何。掃除は明日だぞ、何やってるんだ」 orz 間違えたのはアンタだよ…。 つづく(と思う) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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