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ロンドン ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

ロンドン ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

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Oct 1, 2007
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テーマ:海外生活(7779)
今日は朝からバタバタしてた...

というのも、
隣人のリース&ダニー夫妻に近くのカフェ集会に誘われていたのだ。

11時ちょっと前に、家に来てくれるっていうんだけど、
その前にニーノ君の離乳食を終えて、オムツ替えて、洋服代えて、
私も着替えて.... 今日は、珍しくお化粧などして...

どれもニーノ君の様子を見ながらだから、
ハラハラどきどき。

乳幼児はおとなしくしてくれないから。

カフェは、歩いていけるんだけど、
リースがボランティアで作った食事も持っていくということで
車に乗り込んでGo。


私もこのカフェにいったことがあるんだけど
もちろん、そのときは、純粋にお茶をしにいったわけだけど、
コーヒーもティーも食事も、とってもリーズナブルで味もマトモ。
とってもイーストエンドなところ(つまり、物凄い庶民的かつ、ちょっとアヤしい...)にあるんだけど、
空間は思いのほか明るくてまったりいいところなのだ。


メニューは今のロンドンからは考えられないほどのバリューで
たとえばカフェラテは、1ポンド以下でおいしいカフェのネーム入りチョコレートつき。

実は、このカフェ、クリスチャン団体運営のカフェなのだ。
だからなのか、いつもいっても、みな愛想がよくてやさしくて..
フレンドリーだけど、しつこくない、特有の雰囲気がある。

今回初めて、このカフェで毎週キリスト教のサービスを行っていることを知った。

特に今日は、そのあとにはランチの食事会もついているから、
ぜひ気軽に来てみてと、リース&ダニー夫妻にさそわれたのだ。


私自身はクリスチャンではないけれど、
今まで、何度かやはり誘われて教会に足を運んだことがあるし、
大学もミッション系だったから、それほどアレルギーはないし、
どういった雰囲気だとか、どういったサービスが行われるかとか、
なじみではある。


ただし、私個人、おそらく敬虔なクリスチャンにはならない(或いはなれない)だろう
そういう確信があるわけだけど、
いつも、こういった宗教関係の集まりに誘われると、
自分はどっぷりつかることはできないので、
誘ってくれた相手に悪いな...という気持ちになるのが、ただひとつ、
私がこういう集会に参加することへの不安だ。

ただ。
今でも、「どっぷりつからなくてもいいよ、来たいときにおいで」と
純粋に言ってくれる人の言葉は、受け取るようにしている。
私が結局信者にならないことが相手に失礼に当たらないと確信できる人の誘い、
それは受け取るようにしている。
もちろん、自分自身の気持ちも相手に伝えてあるわけだけど。


さて。
子供もつれて、みな集まっている。
聖書の一部の解説を終え、歌を歌い...そして解説、歌....

終わって、いろいろなカレーとサラダやデザートの食事を
長テーブルで取る。


私は、その日初めてだけど、
次から次へと、リースが人を紹介してくれる。

みんな近所に住んでいるから、住所の交換もしたり。

聖書の研究会(子供もつれてきてもいいくらいラフに)や、
子供のための歌を歌う会のグループにも誘われる。

子育てで忙しいとはいうものの、
結局時間はあるから、参加してもいいかな、と思う。
その方がニーノ君の世話が濃すぎたりすることなく、
時には飽きもある、繰り返しである毎日が早く過ぎていって、
またニーノ君にとっても、いろんな人に会うことはいいことだと思う。

1日でたくさんの人を紹介されて、
英国人、アメリカ人、オランダ人、タイ人、とにかくたくさんの人にあって、
私も、そしてニーノ君も頭がパンク状態だ。泣き笑い

家についても、そのままリース&ダニーの家でしばらくお茶をして会話をし、
その間、また隣のコロンビア人夫婦たちとも、おしゃべりして家に入る。
すっかり、疲れた私たちだ。


キリスト教...
そのストーリーが本当であるかどうかということに疑念が消えないのだが、
とりあえず、彼らの誘いは受けて参加してしまう私。


私は、どの宗教に関してこういうスタンスだ。
相手に失礼にならなければ、彼らのサービスにも参加するし、
理解する方針でいたいと思う。

「これはギフトだから」という相手の好意はそのまま
「それではありがたく受け取ります」という感じで、
実は以前、洗礼も受けていたりする。

洗礼というものが、どの宗教にもあるのなら、
誘われたらいくつでも受けてしまうかもしれない。
私にとっては、神の名前が違っても、
最後到達する絶対的なものは同じだと思うから、
どんな方法でも、どんな洗礼でも、誘われれば受けるだろう。
もちろん、こういう私を受け入れてくれるのか、相手に確認したうえで、だが。


そこのところ、ゴーカート男は、西欧人にもかかわらず(?)
自分の意に反する宗教からのサービスは受け取りたくないという人だ。
彼はキリスト教が、人々の心をコントロールするうそ物語だと思っている。
なるべく、距離を置いておきたいと思っている。
観光目的ということでも、主要都市の由緒ある教会にさえ入ろうとしない。

今週末は、彼はスペインで仕事をしなくてはならなかったから
ロンドンに戻ってこなかったが、
いてたとしても、私と一緒にリース&ダニーとサービスにいったかどうか、
わからない。たぶん、行かなかったと思う。


キリスト教が本当の話か、どうかというのは別として。
というより、キリストが蘇ったという話から各種の奇跡の話から
現代からすれば、信じがたいことばかりであるわけだけど、
それでも、信じて集まる人々がいる...
(注:私は、それら話が確実にウソだといっているわけではない)

そして集まっている人々はその集まりの中で
とても信頼し合い、協力し合い..お互いを与えようとする。
知っている人の間で、いろいろな活動がある。

特に英国は、わりとシャイなところがあるせいか、
こういう集まりのなかの親密感が、不思議な感覚を覚える。

こういう集まりにいくと、ふと思うのだ。


人は、やっぱり、どこかに所属していたいという気持ちがある。
所属していることで安心感も得られるし、
その中で、信頼もし合い、人との協力も得ようとする。


なにかとのつながりを持つことって、
生きていくうえで必須なのかな、と...

思い途中だけど、ちょっとこれから考えてみたいテーマなのだ。







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最終更新日  Oct 1, 2007 09:00:16 AM
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