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ロンドン ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

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Apr 15, 2008
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テーマ:海外生活(7773)
なかなか暖かくならないロンドン。
朝、きちんとセントラルヒーティングのスイッチをいれてしまいます。
夕方も、結構冷えるのですが、実質ともに春の到来になるのはいつのことなのでしょうか。
(それとも、私はただの寒がり?)

この冬最後の風邪は、先日で終わりだと思っていたのに、

またも、どこから風邪を拾ってきた彼です。


鼻がズルズル、なんともスムースに息ができないのが
苦しそう。
それもあってか、いつものような食欲もありません。

鼻水をたらしているので、ふいてやろうとすると大暴れするのですが、
いったい、何がそんなにいやなんでしょう?

歯磨きと、鼻水を拭かれるのが世界で一番いやな年頃、1年と14日児の二ーノ君です。


ひよこ ひよこ ひよこ



そうそう。
今日は、以前、飛行機に乗ったときの出来事を思い出したので
それを書いてみようと思います。

その日は、会社の補助かなにかでビジネスクラスで東京からアムステルダムの便でした。
その日の便は、団体ツアーもいくつか入っているようで
機内はかなりの混み具合だったのを覚えています。

機内に搭乗すると、私の隣には初老、、、というか、
中年のおばさまが乗ってきました。

どうやら、様子をみていると
ツアー客の1人のようです。

団体旅行でも、ビジネスクラスを利用してのツアーがあるようですが、
彼女は様子から旅慣れた雰囲気でありました。


そのうちに、彼女と言葉をかわすようになったのですが、
彼女、毎年、最低一回はこのように(ビジネスクラスを利用して)海外旅行を楽しんでいる
ということでした。


あそこにいったり、そこにいったり、今回はどこで、、、
そして、将来はこんなところにいこうかと思っている、と話されたおばさま。

楽しそうなのは、いいとしても、
子育ても一段落した様子だし、だんな様とは一緒ではないのは、
彼はまだ忙しく働いているのかしら?

それとも旅行なんか、面倒くさくて、家でお留守番?


野暮なことにも、だんな様はどうしているのか、おばさまに聞いてしまいました。


既に他界されたのこと。



。。。。。。。




ああ、聞かなければよかったよ。

自分で聞いて、フォローをしようがないっていうか、
それからどういう会話に発展させたらいいのか、わからないっていうか。


ただ、咄嗟に「それは大変残念ですよねえ、お寂しいことでしょう」

なーんて、いった私なのでありますが。


そのおばさま、私のその言葉に不思議な表情をみせました。

「いえ、大丈夫よ」なんて、
おばさまは静かにいわれたのですが、

その表情の奥、私、自分にとっては思いがけないものを垣間見て
すぐに会話の内容を変えた私です。


その「思いがけないもの」とは、、、、

私が言った「残念ですね、おさびしいことでしょう」という言葉が
彼女には理解しがたいというか、
そういう私から同情を得るようなリアクションを受けたことが
彼女にとって、ハッと「意外に思った」様子なのです。

彼女は、本当の気持ちをいいたげでしたが、
私のリアクションをみて、正直になるには少々バツが悪いな、
そんな顔をしていました。


そんなとまどった顔の彼女をみて、


夫の死は、彼女にとって、今では実はそんなに寂しいものではない、
ということが、すぐにわかりました。


「夫がいないからこそ、こうやって、毎年海外旅行も楽しめる。
 今、私に自由がやっと、やってきたの」

そんなことを言いたかったのだと思います。


そうか。。。

夫がいなくなったからって、必ずしもその後の人生、
寂しいわけでも、悲しいわけでもないんだよな。
人によっては、ある意味、夫や家庭に尽くして、尽くして、
やっと自分の時間が持てるとホッとしている女性(男性も?)いるんだな。

そういうこと、
そのフライトで気づきました。


もちろん、その方々の夫婦関係、家庭環境がネガティブだという判断ではなく、
こういうカップルのあり方というのは、本人たちがどうこうというより、
その時代の流れや、生き方、文化的なものもあると思います。



私が知っている世界、私が思う世界とは、かなり異質だったので
ある意味、ショックだったのですが、


いや、待てよ。
よく考えたら。

私自身は、どちらのように思うかまだ、未知だな、、、
と思うのでした(笑)

もっとも、私が先にあちらの世界に召されるかもしれないし?(笑)






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最終更新日  Apr 15, 2008 07:34:45 AM
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