休針日
今日は注射無しの日。思えば今月は随分沢山の針を体に刺した。お腹には針を刺した後や丸い小さなあざが沢山残ってる。血液検査の時にできた青あざも腕に広がっているし、何も知らない人が見たら変に思われそう。Californiaの女性は冬でもローライズのパンツに丈の短いシャツやタンクトップだから、お腹や肩を出すのは日常。そういう人たちは注射の跡があってもファッションは変えないのかな。明日の採卵に備えて主人は最終精子検査に朝早く出かけた。私の通うクリニックでは採卵前日に精子の状態を検査してICSIが必要かどうかを最終判断、その結果通常の受精でOKなら採卵当日の採取分と両方使用、ICSIならば当日採取分のみで受精させるとのことらしい。検査の結果を知らせる電話が昼前に掛かってきて、どうやら主人の精子は奇形率が高く、通常受精を試せるぎりぎりの数値らしいことが分かった。培養士の話では「奇形率が高い場合には次の検査(自己抗体検査)が必要になるが、もしICSIをするならこの検査は必要無い。奇形率が高い精子では受精率が低いのでICSIを個人的には勧めるが、判断は任せる。」とのこと。主人はもともとICSIにはちょっと抵抗があった。ICSIでは受精時の自然淘汰が無いから自然ではないのではないかというのが彼の意見。ま、分からなくは無い。でも私の意見は少し違う。IVFのプロセス自体が自然妊娠に比べたら既に”自然”では無いので、今更そこに抵抗は無い。それにICSIをすることによって1つの卵子に2つ以上の精子が侵入する異常受精も回避できるらしいし、精子の機能異常や卵子の透明帯異常による受精障害も解決できる。勿論良いことばかりでは無いだろうし、主人の意見も尊重したい。とりあえず一旦電話を切って二人で話し合った。結果、私たちの年齢ではサイクルを無駄にするのは良くないという点、ICSIによって胎児の奇形率が上がるとは一概に言えないという点(もともとICSIをする女性は高齢者が多く胎児の奇形率が高いので比べられないし判例が少なすぎるらしい)、培養士の意見を考慮してICSIに切り替えることにした。これで$1650の追加。本当に不妊治療はお金が掛かる。ま、子供には変えられないから良いのだけれど。午後からはドライブ。主人はカメラが趣味なので、家から30分位のところにあるカメラショップに遊びに行った。そこは天体望遠鏡も充実していて主人大満足。その後、やはり近くの見晴らしの良い高台に行って主人は海岸沿いを撮影。寒かった!!夕食は明日の採卵日に備えて(?)お気に入りのお寿司屋さん。ねぎとろが絶品だった。12時ぎりぎりにお水を沢山飲んで就寝。<注射> なし<薬> なし<体重> 113