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今年の大河ドラマも、昨年に続いて囲碁の対局シーンが多く出てきますが、特に先日の回は印象的なシーンが続出しました。 まずは小野政次と虎松(後の井伊直政)との対局シーン。以前は、五目並べだったのにいつの間に立派に19路の対局ができるようになったのですね。こんな小さな子が対局する場面はかなり珍しいと思います。勝てない相手に挑む姿は、後に戦国屈指の武将となる片鱗が表現されていました。 続いて、謀反の疑いがかけられ今川の使者が来てピンチに陥った時、政次と直虎がそれぞれ別の場所で、お互いにシンクロするように碁盤に石を並べながら策を練るシーン。テレパシーのように碁盤を通して思いが伝わる幻想的な演出でした。まさに、碁は手段、碁は思い、碁は愛ですね。
ところで直政が実際に碁を打ったどうか調べると、後に家康の使者として豊臣秀次の関白就任祝いに出向き、聚楽第で秀次と碁を打った記録が残っているそうです。まさに政治の中心に碁があったわけで、碁も直政の大出世の一因だったのかも知れません。 今後、すでに今川時代に碁を並べるシーンが何度も出てきている家康と碁盤を挟んだやりとりが見られるはずで楽しみです。(実際は、家康が碁に興味が向いたのはもっと後の浜松時代だったようです。)
昨年の真田丸にも対局シーンがたくさん出てきましたが、何んと言っても最高だったのは、幸村の結婚祝いの時に打たれた室賀と昌幸の対局です。その場で暗殺を企てている室賀とそれを知っている昌幸との緊迫の対局シーンでした。真田丸で一番の名シーンで、見返してもしびれます。(ところで、この時盤上に並べられていた碁には見覚えがあり、有名な碁なのは間違いないのですが、思い出せません。分かる方いたら教えてください。)
余談1 井伊家重臣の小野家は、何んとあの遣隋使小野妹子に繋がる家系なんだそうです。 余談2 藤井聡太ブームで少年の将棋人気がすごいそうですが、高橋一生ブームでおば様囲碁ブームの爆発なるか!→なさそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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