nipparatの日記　囲碁　不思議体験　

　奈良判定騒動に続き、居合道不正段位騒動ですか。審査式の資格試験がある分野でのこの類の話は連鎖的にどんどん出て来る予感です。

　ふと気になり日本棋院のHP上で年間の免状発行数を調べてみました。少ないだろうなとは思っていましたが予想以上の少なさにびっくりしました。以下平成29年度の事業報告から引用

「（１）免状発行

段級位認定大会、紙上認定等で認定された段級位に基づき、免状を発行します。免状は、棋力の証明となるのもので、９級から八段までの952通の免状発行を実施し、免状には審査役である棋士の署名がなされました。　」

　全国でたった952通ということは、それに関わる手間も考慮すれば、ほとんど免状発行による収益がないも同然の数値であり、健全な事です。
　かつて免状商売で大いに儲けた結果（それが健全に使われたか知りませんが）、免状の権威が失墜して免状商売が完全に成りたたなくなり、極めて健全な状態になりました。間違っても剣道連盟みたいな事件も起こらないでしょう。​​​​